2006.10.07 Over the rainbow
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 曇りのち晴れ。 月齢14.6 十六夜 哉生魄

 超大型の低気圧の影響で冬型の気圧配置になっています。今日・明日辺りは少し寒くなるのかな?
 今朝、ふと顔を上げると、とても綺麗な虹が見えました。久しぶりにあんなにみごとな虹を見た感じですね。虹って、凄く幸せな気持になりますよね。足下ばかり見て歩いていると気が付かないような幸せがそこにあるっていう気がして、少し勇気づけられた気がします。幸せは虹の向こう側にあるんだっけ?

 千葉県が障害者差別の禁止を目的とした「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例案」を10月の定例議会に提出、11日に成立しそうなんだそうです。
 これは、障害者に対して、理解は深まりつつあるが依然として偏見や誤解がなくならない状況に対して具体的な取り組みを進める事で「新たな地域福祉象」を実現する為のものなんだそうです。いやはや、画期的。というか、世界的にはこういった障害者差別禁止法というのは40カ国以上で存在しているんですよね。ところが、日本にはまだそういった法律が整備されていないという事から千葉県の独自の条例として制定する事になったんだそうです。政府の動きが鈍いから県が先にやるという事になった訳ですね。実は、国レベルでもこの障害者差別禁止法(日本版障害者差別禁止法という事で「JDA」と言われた事もありますけど今どうなってるんでしょ?)の制定に向けて弁護士会や国会議員の超党派議員団等で勉強会などが開かれたりしていたんですけど、最近はとんと聞きませんね。千葉県のこの条例制定に向けての取り組みでは「差別に当たると思われる事例」を公募しそれらを元に整理・検討し、タウンミーティングなどでより多くの意見を拾い上げ、作りあげてきたんだそうです。
 ところがこういった動きに対して批判的な意見もあるようで、いわく、「行き過ぎた規定や運用面での不安」を挙げているようです。中でも、埼玉大学の長谷川教授は「福祉面で障害者を『特別扱いせよ』、片方で『差別(特別扱い)するな』と言うようなもので、条例案は根本的な矛盾を抱えている。『障害者の不利益になることは行政がすべて取り除かなければならない』という思想が背景にあり、このまま成立すれば論理矛盾を来すのは明らかだ」としてこの条例そのものが差別的だと言っているようですけれど、元々そこに差別が存在し、不平等があるからそれを是正する事が目的なんですよね。それにはある面では強制力が必要な場合もある訳で、それがつまりは「アン・ファーマティブアクション」という事になるんですよね。長谷川教授の言う事は理想論でしかないという気がするんですよね。つまり、行政がそういう是正をしなくても差別が無くなるのであればそれでいいのでしょうが、現実にはそうはならない訳で、だからこそ、行政による指導や矯正が必要な現在では女史の理想論ではいつまでたっても障害者と健常者の格差は無くならないでしょうね。
 と言うか、そもそもこういう意見が出てくるという事がまだまだ障害者に関する差別や格差の問題が理解されていないという事を表しているという気がしますね。
 障害がある・無いに関わらず、性差に関わらず、生まれや育ちに関わらず、すべての人が自分に起因しない理由で差別されたり不当な扱いを受ける事の無い社会なんていうのは夢なのかも知れませんけど、でも、それを目指さなければそれに近づく事さえ無いんですよね。
 虹を見つめつつ、虹の彼方へ。