川辺のタヌキ
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  • 大阪で活動している手話通訳者。大学で芸術学部に在籍するもなぜか福祉分野へ。
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美学
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晴れ後曇り、後雨。 月齢9.5 十日月

 アカデミー賞で、バベルの菊地凛子さんが惜しくも受賞を逃したという話は昨日した訳ですけど、結局はアカデミー賞もアメリカ国内のイベントなんですよね。受賞者の大半がアメリカ人だった訳ですよ。アメリカって凄く国粋主義というか、「自分達がナンバーワン」って言う意識が強いので、受賞者選びの際にもそういう心理って絶対働いてますよね。大賞授賞の映画「」も香港映画の焼き直し(リメイク)で、ここのところのハリウッド作品の内容を見てみると、オリジナルを作る力って言うのが落ちてきているように思いますよね。
 日本国内での映画興行成績も、昨年は邦画が洋画を上回ったんだそうです。邦画の内容が充実してきたという事と同時に、アメリカ映画の質が下がってきているんじゃないかっていうのがここでも見て取れるように思います。

 江戸前落語の三遊亭圓楽氏が高座後に「こんな調子でまた恥をかきたくない。 噺(はなし)家を引退したい」と引退を表明、50年以上の噺家人生を閉じる事になりました。師匠が脳梗塞で倒れたのが2005年の10月。テレビでの引退表明の様子やお話をされている様子からはかなり後遺症が改善されているというのが見て取れるのですけど、話のプロという領域での様子となるとまた別のものという事なんでしょうね。多くの人が残念がり、また、多くの噺家が「リハビリも兼ねて高座に乗ってはどうか?」と諭したようですが、ここで引退するというのが圓楽師匠にとっての「美学」なのではないでしょうか。こうやって世代交代が進んでいくんでしょうね。

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ホントに存在したバベル
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 晴れ。 月齢8.5 九夜月 弓張り月

 とっても良いお天気の一日。
 日本人では久々のアカデミー助演女優賞にノミネートされていた菊地凛子さんですが、残念ながら受賞には至らなかったようです。残念ですが、ノミネートされたという事だけでも大変名誉で素晴らしい事ですから、今後に期待したいところです。
 さて、菊池さんがノミネートされるにあたって出演した作品、「バベル」ですが、カンヌで大絶賛された時に「どうして『バベル』なんてタイトルなんだろう?」とか、思いながら見てたんですよね。で、あまり詳しくは判ってないのですけど、どうやら人と人のつながりをテーマにした作品で、「バベル」っていうのも「バベルの塔」をモチーフにしているからなんですね。アップルのQuickTimeの「トレーラー」サイトでもこの映画の予告編(「トレーラー」って言うらしいです)を見る事が出来ますけど、「遠い昔 言葉は一つだった」とか、「私たちは未だ、つながることができずにいる」とかって言うキーワードというか、言葉が出て来ているんですよね。
 菊地凛子さん演じるろうの少女がどういう役回りで、「どうして『ろう』である必然性があるんだろうか?」って思ってたんですけど、言葉の問題やコミニュケーションの問題なんかもそこで描かれているということのようですね。ということで、この映画、ゴールデンウィークの封切りだそうで、4月28日全国ロードショーという事になっています。今から楽しみな作品の一つなんですが、どうやら一つ大きな問題があるようですね。それは、この映画、日本手話が出て来ているというのに、それなりに大切なポジションを占めているという事のようなのに、日本語のシーンには字幕がつかないんだそうで、つまりはろう者には見ても判らない(日本語の部分は理解出来ない)映画になりそうです。これって、どうなんだろ? 当然の事ですが、外国語のシーンや、ご丁寧にも(というか、当然と言えば当然なんですが)手話で話しているシーンにはきちんと字幕がつくようです(テレビで菊地さんの出演シーンを紹介していますが、それにはきちんと字幕がついていましたね。)が、日本語に字幕を付けてなきゃダメでしょ。
 と、ここまで書いていると、テレビでこの問題が取り上げられていて(ニュース23)、聴覚障害者からこういう願いがでている事、日本語の映画に字幕を入れる際に考えられるリスク、字幕作成に関する問題などを短時間に非常に判り易くまとめられた内容でビックリしました。でも、こういう事がこういうメジャーなニュース番組で採り上げられる事で多くの人に字幕について理解して貰えれば良いですね。
 ところで、菊池さんの手話、最初に見た時ろう者だと思ったんですよね(これは本物のろう者の家人も同じだったんですよね)。手話の動きと言うよりも、表情や口元の動き方なんかがろう者的な表現だと感じたからだったんですけど、ちょっと調べてみると、彼女、どうやら手話を始めたのはこの映画の為だったとか。それでも途中で監督が「本物のろうの少女を使いたい」って言い出してへこんだ事もあったんだそうですが、結局適当なろうの女優が見つけられず菊地さんで行く事になったんだそうです。
 アメリカなどではろうの役はろう者がやるというのが当たり前になっている訳ですが、日本では残念ながらろう者の俳優(男優・女優を含めて)と言うのはまだまだ少なく、なかなかそうは行かないという状態ですね。それと、演技において、本物がやらなければいけないという理由というのも、実は無いのではないかとも思うんですよね。もし、そうだとすると、SF映画なんて成り立たなくなる訳ですし、だからこそ、「演じる」という事に面白さが出てくるんじゃないかとも思うんですよね。「リアリティの追求」をしている訳ではなく、リアルっぽさは大切だけど、そこには演技が構成されていなければいけない訳で、それに足る演技であれば本物である事にこだわる必要も内容に思っています。ただし、誰がどう見てもバレバレな「大根芝居」では困りますけど。
 ゴールデンウィークには見に行きたいと思っています。

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世代交代
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 雨後晴れ。後曇り。 月齢5.5 六日月

 冷蔵庫が届いて、なんとか一段落。ついでに、Mac miniの内蔵HDDの容量が小さいので、データ用に60Gのfirewire HDDを繋いでいたんですけど、これもぎりぎりだったんですよね。そこで、新しくfirewireの250GBに切り替えました。という事で、データの移転を進めつつ、これを書いています。

 黒川紀章氏が東京都知事選への立候補を表明したり、民主党の菅氏が再三に渡って不出馬表明をしたりと東京都知事選が騒がしくなってきてますね。ま、今年は統一地方選の年なので、これから色々と他の地域でも騒がしくなるんでしょうけどね。
 そういえば、私の住んでいる市の市長選挙も前回は現職市長一人の立候補という事で、信任投票という形になっていたんですけど、今回はどうやら現職を含めて3人での選挙という事になりそうです。現職市長も現在3期目という事で、そろそろ代わり時だと思うんですけどね。長期政権には安定性や強力な体制といったり点も多い訳ですが、それ故のデメリットの方が多いと私も思っています。それは高知県の橋本県政にせよ、東京の石原都政にせよ、そろそろ替わるべき時という事なのではないでしょうか。
 石原氏は東京都の都市デザインについて、安藤忠雄氏に相談していたんだとか。これは黒川氏にとっては面白くなかったでしょうね。それにしても、黒川氏から安藤氏への時代の変化というのは何か因縁めいたものを感じます。純粋に東大学閥の黒川氏と、その東大学閥のグループから「建築ゲリラ」と笑われていた高卒の安藤氏が今やその東大の特別栄誉教授という称号を与えられ、今最も有名な日本の建築家の一人となっている訳で、世代の交代と共に、時代の移り変わりがここに表れていると言って良いんじゃないでしょうか。

 実は、ずっとお気に入りで聞いていたPodcastのコンテンツ、日経ビジネスの「編集長の終わらない話2.0」が当の井上編集長のご栄転で終了する事になってしまいました。この番組、とっても気に入ってたんですよね。この井上編集長が熱い人で、「経済はヒューマニズムだ」と言って、各企業の「その人」の人となりを浮き上がらせる事が使命だなんて言っている人だったんですよね。本誌は時々買う程度だったんですけど、Podcastのコンテンツは毎週チェックしてました。う〜ん、それにしても、残念と言うか、寂しくなるなぁ。とにかく、今週が最終回と言う事だったんで、iPodにダウンロードして移動中に聞いていると、どうやら今週来週で2部構成なんだとか。「ホントの」終わりは来週の配信なんだとか。来週で終わりって、寂しくなるなぁ。

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リサイクルの目的って?
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 晴れ。月齢1.5 既朔

 夕方、西の空低くに細い細いお月さまが金星の近くで浮かんでました。とってもきれいでしたよ。

 冷蔵庫を買い替えるに当たって、今使っている冷蔵庫を処分する(壊れてるのでどうしようもない)訳で、リサイクル料金として6,000円がかかるという事で支払ったんですよね。ま、これは資源や環境問題を考えるとどうしても必要なコストで、仕方ないとは思うんだけど、果たして、実際にどれだけの材料がリサイクルされていて、それは資源効果とか環境効果としてどれだけ意味があるのかっていうところが実はよく判らない気がするんだよね。昔、クラブの後輩が環境問題に積極的に関わろうという事でクラブでの割り箸の使用を止めようという提案をしてきた事があったんですよね。で、殆どのメンバーがなんとなく賛成っていうか、「反対する理由もないしいいんじゃない?」って感じだったんですよね。でも私は根っからの天の邪鬼なもので、提案した後輩に「割り箸の材料に使っている木材ってどういうものか知ってる?」って聞いてみたんですけど案の定、当の後輩はこれ知らなかったんですよね。割り箸に使われている木材って間伐材で言ってみれば実は割り箸自体が間伐材のリサイクルでもあるんですよね。もっとも、間伐材には他の用途もある訳で、もっと有効な使い方にまわす為に割り箸を止めようっていうのならとてもよく判る理屈なんですよね。
 実はこういった間違ったリサイクルや資源回収って沢山あるようです。その最たるものが「古紙」だそうです。
 環境保護の為に古紙を再生して使う(あるいは使っている)と思っていたら、どうもそうはならないらしいんですよね。
 環境への負荷を減らすには化石燃料の使用を減らして太陽等の自然エネルギーを有効に使うのがいい訳でそれによって二酸化炭素を減らそうっていうことなんですけど、この部分についてみてみると、紙の再生には大量の薬品やエネルギーを使う訳でむしろ負荷を増やしている事になるんだそうです。「いやいや、古紙再生は森林保護に繋がっていて重要な環境保護になっている」って、これを読んでいる人の多くは思っているでしょ? ところが、これ、実は別問題なんだそうです。驚きですよね。
 紙の材料となるパルプは主に針葉樹が使われているんだそうで、寒い地域の針葉樹林は実は面積が増えていて、問題となっている温かい地域の広葉樹林は焼畑や開発等の要因で減っているんだとか。そうなると、「森林保護のために」なんて言うのも危うくなる訳ですよね。そうなってくると、なんのための古紙再生なのか、よく解らなくなってしまいますね。
 再生の意味という話ではありませんけど、リサイクルのために分別回収されているものが実際にはその殆どが最終的には一緒に焼かれているんだそうです。例えば、ペットボトルですけど、地域住民がこぞって分別し、回収場所に持っていっている訳ですけど、ペットボトルを材料としてリサイクル出来ているのはなんと全体のたった4%程度に過ぎないんだとか。しかもそれらのエネルギー効率としてはとんでもなく悪く、ペットボトルをペットボトルにリサイクルしようと思うとなんと普通にペットボトルを作る場合の3.5〜4倍のエネルギーが必要なんだとか。こうなってくるといったい何の為のリサイクルなのかよく解らなくなってくる訳なんですよね。

 リサイクルやリユースの精神ってとても大切だと思いますし、「モノを粗末にしない」という精神は素晴らしいものだと思います。ただね、そうなると、もっとゴミそのものを出さない社会とか、使い捨てをしない社会というものを目指すべきなんじゃないかと思うんですよね。
桃の花
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 昨日からの雨が未明まで降り続く。明け方から晴れ。 月齢0.5 朔

 梅が咲いてるんだって感心していたら、もう桃も咲いてました。桃の花、良い香りがしますね。春の香りって感じです。

 12年間使ってきた冷蔵庫が突然冷蔵室が冷えないっていう故障を起こしてしまいました。冷凍室は冷えてるんだよね。という事で、この時期とはいえ冷蔵室が使えないっていうのはかなり厳しいので急遽買い替える事になりました。で、今まで使ってたのが350リットルクラスなんで、同じ程度のものを探す事にしたんですけど、高い高い。定価だと14〜16万位するんだよね。とは言え、無いと困る物だから見に行こうっていう事で行ってみたらなんと現品処分をしていて、一つ前のモデルとはいえ5万円台で出てたんですよね。という事で、現品処分品を買ってきました(配達はまだですけど)。届くまでの間(って、木曜日じゃないと家にいないので)、しばらくは冷凍室で保冷財を凍らせて、クーラーボックスで保冷するっていう事になっちゃう訳ですけど、改めて冷蔵庫の便利さを感じているこの頃です。

 柳沢厚労大臣の不適切発言以降、政治家の発言は注目されている訳ですけど、今度は民主党の元代表、菅代表代行が不適切発言をしてしまったとか。これは、「愛知も東京も経済がいい。生産性が高いといわれるが、ある生産性は、一、二を争うぐらい低い。子どもを産む生産性が最も低い」というモノで、出生率を「生産性」と同列で話してしまったのが大失敗だった訳なんですけれど、この人、どうもこういう要らない事を言ってしまうっていう傾向があるような気がしますね。代表代行が足引っ張ってどおすんだって思うんですけども。菅さんはこんなだし、鳩山さん鳩山さんで、何言ってるのかよく解らない間怠っこしくて掴み所の無い話し方を未だにしているし……。これらの一連の発言は、はっきり言って利敵行為って感じまでしてしまうかすね。それにしても、どうしてこうも政治家のコミニュケーション能力というのは低いのでしょうか? これ、政治家としてとても重要な資質に欠けているという事のような気がするんですけども、それでも彼らが問うや政府の重要なポストについているという事実から考えると、もしかして私の認識(政治家にとってコミニュケーション能力は重要だという認識)が間違っていて、そんなものは実は対して大切ではないという事なんでしょうか。後者であったとしたら、どうやって自分達の政治的信条や進もうとしている方向などを訴え、理解してもらえるのでしょうか。それとも、これまた私の認識が間違っていて、実は政治家にはそんな事を伝える必要なんてないという事なんでしょうか。どうにも判らない。判らないというか、理解出来ない状況という気がするんですよね。政治家の皆さん、どうなんでしょう? って、そんな人、ここを見てるなんて事無いのでしょうけれど。
依然として回答は無し
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 晴れ。 月齢25 二十六夜 鎮静の月

 明け方の少し紅い空にとてもきれいな三日月情の鎮静の月が浮かんでいました。
 ここのところ、ブログの更新もサボりぎみになってしまっていますが、それについてはまた後日………。

 6ヶ国協議が再開、アメリカとの事前の2国間協議がある程度の妥協点を見いだせていたという事で、北朝鮮は自国のペースで勧められそうだとご機嫌で始めたようですけど、核施設の稼働停止の見返りとしてエネルギー支援でなんと200万トンの重油の提供を要求しているんだそうです。これは北朝鮮の火力発電所が一年間に使っている重油量のなんと4倍。ま、この厚顔無恥さというか、厚かましさこそが北朝鮮だっていう事なんでしょうね。
 でも、客観的に評価すれば、これだけ大国を振り回しまくっているんだから、かの国は外交センス抜群っていう事なのかも知れません。この部分は日本の外務省を初めとした外交担当者には見習って欲しいモノですね。
 そもそも何故こういう事になってしまったのかっていう事をよくよく考えてみると(よくよく考えるまでもない事なんだけど)、全ての責任は領主様にあるんですよね。その慣れの果てのツケを周囲へ擦りつけ、核兵器で脅かすなんていうやり方はどうなんでしょうか。国際常識をわきまえた国とは到底言えないと思いますし、そもそも困っているのはかの国なんだから、こっちが譲歩する必要なんて何もないと思うんだけどね。

 2月も約半分が終わろうとしている訳ですけど、いぜんとして通訳協会からは回答がくる気配すらありません。なめられてるんだろうか?それとも、処理する能力がないのだろうか? 「回答が出せないのなら出せない理由を表明して欲しい」とまで言っているのに、それさえ出来ない始末というのはどうなっているんでしょうか。こういうのが結局協会の能力を露呈しているんだと思いますし、物事に対する認識力の低さというのも表れていると思うんですよね。
 協会全体(つまり協会の会員全員)の能力が低いんだとは思っていないんですよ。各種の問題を処理したり決定したりする担当者の能力が低い(或いは認識に欠陥がある)為にこういう事になっているのは間違いないとは思っていますけど。という事はね、そういう人たちが一線を退かない限りこの団体は良くならないという事なんじゃないかと思うんですよね。
 とは言え、これに輪をかけて情けないのは、多くの一般会員がこれらの危険性や運営という事に対する認識がなさすぎるために今の人たちが退いたところでその後を出来る人がいないという事でもあるんですよね。
 つまり、現状の協会の多くの人たちは「手話通訳」を機械的には出来たとしても、それらがどういう目的に供されるべきで、通訳者はどういう立場にあるのか、何を目的としているのか、それを達成するためにはいったいどういう事をするべきなのかといった「知恵」や「知識」の部分が全く足りていないという事なんだと思うんですよね。
 これには私も含めて古い人間(経験の長い人間)の責任という事になる訳ですけれど、後継者や根本的な「あるべき論」の部分も含めての次代の人達を育てきれてなかったっていう部分が問題なんでしょうけれど、今後の改善(養成)の重要性を改めて思い知らされた思いです。
 ただね、これ、言い訳のようになる訳ですけど、こういった「知恵」や「知識」の部分の研修への参加率が悪いんですよね。技術的な事に関する研修は参加率良いんですけど。ただね、これも参加率がいい(良かった)というだけの問題だとも思うんですけどね。つまりはそれらの重要性についての認識があまりにも低いという事なんでしょうけれど。
民主主義
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曇り時々雨。 月齢22 二十三夜 下弦

 「ワーキングプアや非正規社員に光をあてていく」と安倍首相が衆議院の予算委員会で言ったんだそうですけど、少し前まで「ホワイトカラーエグゼンプション」を提示し、それも「今の段階では理解が得られないので」と引っ込めただけで、本音はあれを通したいと思っている人が、こんな事言ったところで説得力ないですよね。
 方や人材派遣法の改正(と言ってもこれは2004年の話ですけど)で期間制限を撤廃(26業務)し、派遣対象業務も拡大(製造業務への派遣の許可)し、派遣先企業による「面接」も検討を始めていると言う事で、これは低賃金労働者の安定長期確保を狙ったもので、この辺りも矛盾しますよね。


 高知県東洋町の町長が単独決断で核廃棄物の最終処理場誘致に名乗りを挙げる(応募)と言う暴挙に出たようです。これには町民の大半が反対で、県も町議会も無視した応募だったとか。当該町長は「高度な政治的判断で応募した」なんて言う言い方をしていますけど、これ、判り易い言い方にすると、「色々と難しい問題がからんでるから、皆さんのような頭の悪い人には判らないだろうし判断出来ないだろうから、賢い私が正しい選択をしてあげたんだよ」という事になるんでしょうか。
 「町の幸せは私が考えなければいけない」というような事をインタビューに答える中で言っていましたけど、自惚れすぎるにも程があると言う気がします。この人には「民主主義」というモノがどんなモノなのか、「議会制民主主義のルール」といったモノが全く判っていないという事なんでしょうね。
 時として民主主義の間怠っこしさや非合理的なところに苛立ちを感じる事はありますけど、それでも、ほかの制度と比べると(平均すれば)断然マシなものだと思っています。民主主義のシステムとして存在する代表者が民主主義の本質を無視して勝手な事をするというのはそれがどれほどホントに素晴らしい事であったとしても、「民主主義の本質を無視した」という時点でダメだと思いますね。おそらくこの町長は応募した初期調査の際に出る10億円を当て込んで応募したんでしょう。この10億円は途中で取り止めにしても返さなくて良いんだそうで、元々途中で「やっぱり辞めておきます」って言うつもりだったんじゃないでしょうか。
 これね、制度としてそうしてもよいという事になっている訳で、町長のやろうとした(と思われる事)は何ら法律に触れる事ではないという事になる訳ですけど、法に触れない事だからやっていいのかというと、それは違うと思うんですよね。
 この10億円は結局税金から出ている訳で、それを違法ではないとしても言ってみれば「方便」で引っ張ってくる事には違いない訳で、これ、国民感情としてどうでしょう?こういう事を政治家が率先してするって言うのは全く持ってどうなんでしょう。政治家として不適な人という事にならないでしょうか。
不適切発言の根底にあるモノ
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 曇り。 月齢20 二十日余の月

 柳沢厚労大臣がまたまた不適切発言をしてしまったようですが、微妙なところですね。おそらく、今回の発言だけだったならそれほど大きな問題にはならなかったでしょうし、もしかしたら見逃してもらえたかも知れませんね。でも、この時期にそれはないでしょって感じでタイミング悪すぎですね。これはつまり、柳沢厚労大臣の潜在的なところにある価値観がそうさせている訳で、これはもうどうしようもない範疇の事かも知れません。どうも委員会でも追求され、反撃材料として12年前に少子化対策について言及した自身の発言を引用していたようですけど、これにもあまり適切とは言えない表現が含まれていて、そこをまた突かれてしまうというやぶ蛇状態でしたけど。最後には「国語力がないので・・・」とかって自己卑下モードに入っていましたけど、逆効果でしかないっていう事にどうして気が付かないんでしょうか。ただ謝るのみという戦術、絶対に間違いだと思うんですよね。あれだと何をどう反省しているのか、何が問題だったのか、そうではないのなら、何がどう誤解されているのかを本人が明確にする事が必要だと思いますけど。
 野党もとりあえず審議拒否をやめたという事は評価出来ると思いますけど、柳沢氏の事にばかり噛みついているっていうのもどうかと思いますね。野党も与党ももう少し大人になれないものですかね。
 とは言え、政府の「不適切発言」や本音の垣間見える発言というのはどんどん出て来ているようですね。労働政策審議会の奥谷禮子(おくたにれいこ)氏(人材派遣会社社長)は労働時間制限をなくすと過労死に繋がるのではないかとの反対論に対して「経営者は、過労死するまで働けなんていいません。過労死を含めて、これは自己管理だと私は思います」などと週刊誌誌上で反論。また「祝日もいっさいなくすべきだ」「労働基準監督署も不要」と労働問題に対して言及。ほかの場所でも「労働者を甘やかしすぎ」等と発言しているそうです。ま、人材派遣会社の社長という立場だとそういう視点になるでしょうし、そうしてもらわないと自分の所はより利益を上げ辛いという事なんでしょうね。
 これらの発言は過労死を軽視する発言であったり、雇用者側の理不尽な労働強制を正当化するだけのものでしかなく、奥谷氏が自らの会社で派遣している人材(労働者)をどう見ているのかというのが如実に表れているのではないかと思います。ま、実際、人材派遣会社ってこういう視点の所が多いし、派遣社員を「取り換えの聞くコマ」程度にしか思っていないのですけどね(ま、もっと言うと、多くの会社が「社員なんて取り換えの聞くコマ」だとしか思っていないんでしょうけど)。この人、今話題の朝日新聞からのこの件についての取材に対して「倒産しても会社は社員を守ってくれない。早くから自律的な意識を持つべきで労働者への激励のつもり」といっているようですが、つまりは、「会社が調子の良い時は徹底的に搾取し、調子が悪くなったらポイ捨てするよ」と言っているようなものでしょ。
 こういう労働者を商品としてしか見ていない人が労働政策審議会の委員だっていう事には問題ないのでしょうか。
 人材派遣の比率(アウトソーシングの比率も含めて)が高くなりすぎる事って、実はとても大きな危機だと思うんですよね。従来その会社が持っていた業務についてのノウハウ、蓄積してきた技術や「勘所」といったモノが継承されずにアウトソーシング化されて外部の労働力が入ってきたり、人材派遣会社に頼ってしまうというのは、結果的にその会社がその業務を遂行するに当たってホントに必要なものを放出したり手放してしまってなくしてしまう事になるんですよね。
 品質の維持や技能の維持についてはISOを利用して「『誰がやっても同じものが出来る』という仕組み作りをしているから大丈夫」だといいますけど、これも大きな落とし穴だと思っています。そもそもね、ISOが主流になる前のJIS管理の時の方が日本の工業製品の品質って高かったんじゃないかって思うんですよね。
 ISO9000シリーズは誰が作業しても同じ(均質な)ものを作る事を目的としています。誰もが同じように同じものを作れるというのは大量生産のシステムには確かに有利なシステムです。ところが、それは裏を返すと、「このレベルがクリア出来ていればいい」という事になりがちなんですよね。その上、昨今の品質の疑惑・偽装の様子を見ていると、ISOを逆手に取っていると感じる事や、ISOが書類主義である事を良い事に「書面さえ揃えておけば」的な考え方が横行していたのではないかという気がします。この、「書類優先主義」って、「お役所」にも言える事ですよね。
 こういうやりとりを見るにつけ、「この人たちは本気でこの問題を解決したいと思っているんだろうか?」と思うんですけど、皆さんはどうでしょうか?
工業化のもたらしたもの
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 晴れ。 月齢18 臥待月 寝待月

 眠いです。ここのところずっととっても眠いんですよね。「だったら早く寝ろ」って事なんですけどね。

 大阪コレクションズを見てから、色々な事を考えてたんですよね。日本が最初に参加したパリ博が、1867年の「パリ万国博覧会(第2回)」なんです。この後、明治・大正の頃に出品した浮世絵がフランス画壇に多大な影響を与える訳なんですけれど、それにより、印象派が台頭してくるんですよね。こういうダイナミックな動きって、背景に色々な事がある訳ですけれど、産業革命や日本の開国(明治維新)による影響が芸術分野にまで及んでいたというのは皆さんご存知だったでしょうか。
 福祉についても実は産業革命の前と後では大きく変化しています。産業革命は政治形態に大きな影響を与えただけではなく、福祉や芸術にも多いに影響を与えていたという事ですね。
 今回のコレクションで印象的だった作家の一人に、「フリオ・ゴンザレス」というスペインの彫刻家がいます。彼は鉄の彫刻の先駆者として知られていますが、彼は元々絵を描いていたんだそうです。それが、第一次世界大戦の頃、溶接工として働いた事がきっかけになり、終戦後、溶接技術を生かして鉄の彫刻制作を開始したそうです。
 こういう工業技術や知識が芸術に影響していった時代というのが印象派以降の芸術活動に大きな影響を与えてるんですよね。こういう事を考えながら絵を見るのもなかなか乙な物で、時代背景やその作家がどういう暮らしをしていたのかが判ると見る絵の奥行きが深まります。
 皆さんも一度、美術展に行かれる際にはその時代をちょっと調べておくなんていうのをしてみてはいかがでしょうか。
情報保障を阻む通訳者たち
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 晴れ。 月齢16 立待月

 今日は赤穂浪士の処分のあった日で、「大石忌」と言うのだそうですけれど、この「2月4日」と言うのは旧暦の日にちなんだそうで、新暦に換算すると1703年3月20日の事なんだそうです。辞世の句にも桜が出てくるように、桜の舞う季節だったんですよね。

 「手話通訳を考えるフォーラム』はどうやら今月通に第2回が開かれるそうです。フォーラムというか、意見交換会といった雰囲気のようですが、前回の様子を聞いていても、どうも通訳者の意識が前向きではないというか、後ろ向きだというか、どうも発展性を感じられないんですよね。「公開質問状」を渡した時には「私たちは仕事としてやっている。手話サークルとはここが決定的に違う」とまで大見得を切っていましたけど、「仕事」だという認識があるのなら、もっと効率的に、そして、多くの人が利益を享受出来るように対応出来る状態を作る事こそが必要だと思うんですけども、その部分になると途端に「大変」「面倒」等というおおよそ「仕事」とは思えない感情論を展開し始めるのには呆れてしまいます。あの人たちにとっては「楽に稼げる小遣い稼ぎ」程度にしか思っていないんでしょうね。だから「忙しくなると困る」という事なんでしょう。
 情報保障は利用者の利益を第一義にするべきなんですよね。ところがあの人たちのやり方では利用者の利益よりも自分達の「楽さ加減」が優先される訳で、それを仕事と言ってしまう神経はどうなっているのでしょうか。ああいう人たちのために聴こえない人たちが犠牲になっているのにはどうにも許せないと言う気持ちが湧いてきます。ああ、これでは来年度、協会復帰してどれだけ喧嘩しなきゃいけないんでしょうか。先が思い遣られてしまいます。

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夢の美術館
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 晴れ。 月齢15 十六夜

 昨日に引き続き寒い一日。

 「夢の美術館 大阪コレクションズ」ですが、とてもいい展覧会でした。今回展示された物は全てが大阪にあるコレクションで、大阪市立近代美術館建設準備室、国立国際美術館、サントリーミュージアム天保山の3館のコレクションの中から近代美術史に残る有名な作品を中心に構成された物でした。ホント、凄い凄い。ホントに有名な作家の作品ばかりでしたけど、一部を紹介すると、セザンヌ、モディリアーニ、キリコ、マグリッド、ダリ、セザンヌ、ピカソ、カンディンスキー、デュビュッフェ、ウォーホール、モネ、パウル・クレーと、印象派以降の美術史の流れがよく解る作品群でした。モネ、セザンヌ、ピカソ、ダリ、ウォーホールが一度に見られる美術展って、なかなか面白いですよ。
 併設されていたピカソ展は国立国際美術館のコレクションでしたが、版画や陶器を中心としたコレクションで、これもなかなか良い物でした。中でも版画のコレクションはなかなかの物で、ピカソの初期から晩年までの多岐にわたる物が展示されていたのには驚きでしたね。
 また、図版に掲載されていた「20世紀美術の流れ」は印象派(印象主義)以降の美術の流れが非常によくまとめられていてとても分かり易く、これも素晴らしい物でした。
 美術史を追いかけて見ると、美術の流れが実は内なる世界への探求だという事がよく解ります。これは、特に、印象派の登場により、それまでの耽美的表現から、現実を描く事を初め、自らが感じる物を感じるままに表現する事へと変化する中で精神世界や精神性の表現がより具体化されたように感じます。これは、特にピカソに顕著な特性という気がするんですよね。
 「泣く女」などの絵を見ると「どうしてこんなふうに見えるのか?」と尋ねられる事がありますけど、彼には見えただけではなく、感じられた部分もそこに表現したかったんではないかと思うんですよね。だから、横顔なのに両目が表現されていたり、正面から見た顔のはずなのに、横から見たような口元(特徴的な様子)が描かれていたりする訳なんですよね。そして、彼には本当にこう見えていたのかも知れません。

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飲んだくれてました
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 曇り時々晴れ。 月齢14 十五夜 望月

 水曜日は職場の飲み会で家に着いたら4時前でした。で、次の日も頼まれモノの原稿を書いていて更新出来なかったんですよね。と言う事で、月末と月初の更新が飛んでしまいました。で、今日も遅くなっちゃってしまってますけれど・・・。

 と言う事で、2月です。
 2月って、28日しかないので、あっという間ですよね。着々と春に近づいていくっていう事なんでしょうけれど、今日は大寒波がやって来て近畿でも各地で雪が降ったようです。とは言え、「冬来りなば春遠からじ」、母の好きな言葉でしたけど、春がどんどん近くなってきている事は間違いないという事でしょうね。
 和名としては「如月(きさらぎ)」「仲春・中春(ちゅうしゅん)」「梅見月(うめみつき)」「木芽月(きのめつき)」「春緑月(しゅんりょくつき)」「雪消月(ゆきけしつき)」「令月(れいげつ)」等があります。
 2月というと、真っ先に浮かんでくるのが「2.26事件」なんですけど、これについてはその日にまた書きたいと思っています。

 まずは社会の出来事ですけれど。
 柳沢厚労大臣の暴言がきっかけで国会が空転しているようですね。確かにね、あの発言は軽率というよりも深層意識が発露してしまったものとは思いますけれど、だからって、国会の審議を拒否したところで国会が止まってしまうのならまだしも、与党の思うままじゃないですか。あれじゃ自民党に利する行為以外の何ものでも無いと思うんですけどね。あんなことやってるようだからいつまで経っても「所詮野党」と見られるんじゃないのかね。欠席・審議拒否ではなく、出席した上で徹底的に追求していく事こそ大切なんだと思うんですけれど。
 それにしても柳沢氏も厚顔無恥というか、良くもまあ続けられるモノだと思うんですけど、いつまで持つと思います? と言うか、どっちが根負けするんでしょうか。野党もここまで来てしまうと引っ込み着かないでしょうし、自民党も辞めさせる訳には行かないようなところまで来てしまってるし。落とし所はどこなんでしょうね。

 木曜日、実はお昼から美術館に行っていました。国立国際美術館で開催中の「夢の美術館 大阪コレクションズ」と、併設中だったピカソ展でした。両方ともとても良い物でした。これについてはまた明日、ご報告したいと思います。

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