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2007.07.08
障害児の成績を除外?

晴れ時々曇り。 月齢24 有明月
足立区の某小学校で区の学力テストの集計時に障害のある生徒3名の答案を保護者の了解を得ないまま集計から除外していたそうです。
記事によると、問題となったのは「保護者の了解を得ないまま除外した」という事だとしていますが、それで良いのでしょうか。私はそもそも問題点は「3名の回答を除外した」という処にあるのじゃないかと思うんですよね。
「インクルージョン」(包括的教育)や「特別支援教育」を掲げている中、いわば差別的扱い(配慮ではないと私は思っています)によって、他の子どもたちと区別されるというのはどういう事でしょうか。記事によると、区の教育委員会は「今回の校長の判断は適切だったと思う。ただし、保護者に説明して了解を得るべきだった」としていますが、判断の理由や根拠はなんだったのでしょうか。これについて、記事では、学力テストの結果が公表され(全学校のランキングとして)、その結果により入学希望者が殺到して抽選になる傾向があるため、障害児の答案を除去する事で平均を上げようとしたのではないかと見ているようです。おそらくそれが原因なんでしょうが、それなら、「保護者の了解を得ていればこういう理由から除去する事は妥当である」と、学校や先生、また、区の教育委員会も思っているということになるわけですよね。それでホントに良いのでしょうか。
これ、このままだと、「障害児は結局お荷物で、彼らによって学校の平均点が引き下がり、人気が落ちる可能性があるので、対象から外すのだ」と公然と言っているようなものじゃないでしょうか。これはホントにインクルージョンの精神から外れてしまっていないのでしょうか。
私はそもそもインクルージョン反対派というか、そもそもインクルージョンなんて嘘臭くってしょうがないと思っているんですよね。今の現場の先生にすべての障害者(児)を受け入れて、すべての子どものニーズに対応した授業の進め方が出来るのかっていったら、絶対に出来ないと思っています。例を挙げてみましょうか?じゃ、あなたのクラスに、聴覚障害児(全ろう)と視力障害児(全盲)の子どもが一緒にいるとします。これらの子どもたちの障害特性を考慮しつつ、同じだけの理解を得られる授業を組み立て、なおかつ、健常児も満足いく授業を組み立てられますか?インクルージョンでは各々の障害特性を考慮するというのは無理なんじゃないかと私は思っています。無理だからこそ、学力テストの結果から障害児をはずすなんていう小手先のテクニックで平均点を上げ、それによって人気度を上げようなんていう姑息な事をしようとする訳じゃないのでしょうかね。同じ校内に障害児教室がある事が悪いとは思いません。むしろ、それは障害児にとっても健常児にとっても良い事でしょう。でも、同じ教室で同じ授業を受けるというのは、両者にとって満足のいくものにはなり得ないでしょうし、結果としてどちらにとってもストレスにしかならないのではないかと思うんですよね。
障害児のテスト結果をも含めて平均を出し、その上で、評価分析としてこういう理由があるという事を公表する方が私はフェアではないかと思います。また、学校によって障害児の通学数にばらつきがあるとすると、それにはどういう理由があるのか、住みにくさなどの要因は存在しないのかといった事も分析していくべきなんじゃないでしょうかね。
なんだか教育委員会も、現場の先生方も表面上の事だけを追っかけていて、大切な子どもたちの事はなおざりになっているように見えるのは私だけなんでしょうか。
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