2007.07.13 China Free
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 雨。 月齢28 暁

 大型で非常に強い台風4号は、今朝沖縄を直撃、道路標識をなぎ倒すという破壊力を見せつけていましたが、現在も中心気圧935hPa、中心付近の最大風速50m/sと勢力を温存したまま九州地方に向かって約20km/hで進んでいるようです。

 アメリカで、食品表示のひとつとして「China Free(チャイナフリー)」という中国製品を使用していない事を明示するというのが流行っているんだとか。行き過ぎじゃないのかとも思われる表示ですが、現実にはこの表示が絶賛されていて、この表示を採用するところが増えてきているんだとか。で、当のアメリカでジョークとしていわれ始めているのが、「そのうち、中国製のChina Freeが出てくるんじゃないか?」というもの。笑えないジョークというか、あり得そうな話ですよね。
 ここのところ(実は以前からですけど)、中国製品の酷さは目を覆うばかりですね。特に、最近は食品等の品質の悪さ(低いとかどうとかってレベルではなく)はとんでもないもので、今日に至っては北京市内の肉まん工場で肉の代わりに実に60%にも上る段ボールを入れていたというニュースが流れました。つまり、段ボールまんじゅうを売って食べさせていたって事。ひとえにコストを落とす為だと言い切っていましたけど、あまりにも低いモラルの状態に呆れるばかりですね(といっても、つい先日は日本でも「牛肉」と言いつつ豚の心臓を混入させていたメーカーがありましたけど)。
 日本に輸入されている使い捨ての歯磨き粉や土鍋と言ったものに微量とはいえ人体に害のあるものが混入していたりと、使うものの立場なんていうのは全くお構いなしで売れて儲けさえすればいいのだという中国らしい理屈なんですけど、当局の言い訳がまた面白いもので、「中国は発展途上国なので・・・・」だそうです。この「発展途上国」発言は、当局がよく使うもので、環境問題についてもこの言い訳を使っていますし、為替レートの問題の際にもこれを言い訳に使っています。つまり、都合が悪くなると「中国は発展途上国」と言ってごまかそうとする傾向にある訳ですよ。ところが、今回の肉まん問題は北京オリンピックのメイン会場となる予定の場所の周辺での出来事という事もあって、当局も看過出来ないという事で、躍起になっているようです。その躍起になり具合というのがまた極端なもので、当該担当部門の長官を死刑にするなんて事までしてしまう始末。これは確かに発展途上国のする事だわなと一人納得してしまったのですけど、どうでしょう?
 それはそうとして、アメリカは中国製品の取り締まりを本格的に始めるようで、同じように輸入している日本はというと、「水際で止めているから大丈夫」だなんて他人事のように言っていますけど、現に歯磨き粉や土鍋は市場に出ていた訳ですし、食品にしても抜き取り検査という程度ですから漏れない訳がないんですけど、どうしてこういう単純な事をお役人は気がつかないんでしょうかね。工場の検査手順で言えば完全に全数検査に移行しているケースですし、ラインを止めて原因追及と対策を検討している段階ですけども。
 当初は心配ないと行っていた中国も、ついに日本へ輸出している食品の安全性に問題があった事を認め、41社の食品を輸出禁止としたようですが、他にも沢山あるんじゃないでしょうかね。こうなってくると、当然の事ながら食品以外の工業製品の安全性にも疑問が湧くのが当然で、ちょっと調べてみると、中国製のヨーロッパ向け輸出の自動車の安全性テスト(ドイツのADAC(ドイツ自動車連盟)が実施)の結果、中国製の四輪駆動車(江陵汽車の「陸風」)は衝突時の乗員保護性能が星ゼロという評価だったんだそうです。星ゼロという評価は20年という歴史を持つADACのテストでも初めてという事だそうです。これ、消費者を馬鹿にしているのでしょうか。これ以外にも、華晨汽車の「尊馳BS6」(セダン)もADACによると、安全性に疑問がある(星1)としていますし、奇瑞汽車の「旗雲」(セダン)も、ロシアの自動車雑誌の衝突実験で過去最悪の結果が出ているようです。華晨汽車と奇瑞汽車は自社テストの結果と全く違っていてでっち上げではないか?」と反論しているようですけど、おそらく、でっち上げなんかではないのでしょうね。むしろ、自社のテスト結果の方がでっち上げなんじゃないかと疑った方が良いんじゃないでしょうか。(でっち上げはお得意のお国柄ですからね)
(中国製の自動車の衝突実験評価に関してはhttp://www.auto-g.jp/news/200707/02/topics07/index.htmlを参照)
 それでも、中国の自動車産業は着々と成長しているようで、06年の生産実績では720万台。現状では日本、アメリカに次いで世界第3位の生産国になっているんだそうです。計画によると、2010年には総合計で1,582万台の生産になる予定だそうで、そうなると、ダントツの世界一の自動車生産国になるようです。とはいえ、技術的には日本よりもまだまだ40年、韓国よりも20年は遅れたレベルだとかで、今の日本では(もちろん欧米でもですが)「使い物」にはならないレベルという事でしょうか。
 中国は本当の意味では確かに発展途上国なんですよね。なのに、背伸びするから質が悪い。技術などについても、日本や欧米のような積み上げがない中でいきなり技術の移植をしたものだから、それらの技術の基礎になるものや考え方、経験といったものがない訳で、応用力というものがない訳です。そのあたり、トライアンドエラーの積み上げには韓国もそうだったように、やはり20年くらいはかかるんじゃないでしょうかね。
 当分は中国製の工業製品は避けた方が良いと思いますよ。