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2007.07.30
戦後レジームからの脱却へ

曇。月齢15.6 立待月
朝から蝉がうるさく鳴いています。
最終的に自民党獲得議席は37、公明党9の与党の合計で46(無所属をのぞく)という事で、総議席数で105議席と過半数を大きく下回る結果となりました。読売系の出口調査では38という数字が出ていた訳で、それさえも下回る結果は歴史的大敗。中川幹事長と青木政調会長が辞任するという結果になった訳ですけど、安倍自民党の大敗の要因は色々とあるのでしょうが、結局のところ、安倍内閣の支持率低下に見るように、自民党政権の不甲斐なさが大きな要因だと思うんですよね。それはつまり、安倍氏のリーダーシップのありように問題があったという事で、例えば、大臣級の人たちのいわゆる不規則発言(「不規則発言」という言葉に既に虚構を感じる訳ですけど)やその後の対処なんていうのにも現れていたと思うんですよね。
不適切発言(不規則発言よりマシな言い方ですね)の際に毎回、発言者を擁護し「国民のご理解を…」と言い続け、今回の大敗に当たっても、「大敗の責任は自己の責任を全うする事で果たしたい。ご理解を…」「私の国造りはスタートしたばかりで、総理としての責任を果たしていかなければならない」というような事をいっている訳ですけど、この人、結局、民意だとか国民の意思だとかという事はご理解なさっていないという事なんですね。国民は安倍氏の言う「新しい国作り」にNoと言っているという事に気が付かないのでしょうか。これ、美しくないですよ。どうも、安倍さんの物言いを聞いていると、行政の役人の物言いと大して変わらないという気がするんですよね。とても官僚的で責任の所在を不明瞭にしているという感じです。「責任は私にあります。責任を取って出直します」と言って辞任された方が潔いでしょうし、自民党もその方が支持率回復するんじゃないでしょうか。
あ、でも、安倍氏が言う「戦後レジームからの脱却」ですけど、戦後レジームとはいわば自民党支配の政権体制という事であって、自民党が下野する事こそが本来の戦後レジームからの脱却という事なんじゃないかとも思うんですよね。そういう意味では、安倍氏は自身の仕事、「新しい国作り」を着々と進めているという事になるのでしょうか。
昨日のエントリーでも書きましたけど、民主党が参議院の第1党となったとはいえ、正念場はここからだと思うんですよね。どうにも小沢さんには汚れたイメージが強いですし、そのほかの幹部はと言うと、鳩山さんの押し出しの弱さは全然だめでしょうし、菅さんも、岡田さんも、前原さんもどこか頼りなさげなイメージがあるんですよね。
自民党の強かさっていうのはこういう状況に陥って尚、はい上がってくる力強さで、良く言えば、それだけの実力があると言う事なのかも知れませんし、悪くいえば、それだけ手練手管、権謀術数に長けているという事でしょうか。とはいえ、安倍さんって、正直というか、薄いというか、そういう事下手そうですよね。やっぱりおぼっちゃまっていう事なんでしょうかね。
でもね、やっぱり「戦後レジームからの脱却」と本気で思っているのなら、一度完全に自民党時代を終了させて、違う船頭で船を動かす事が必要なのかも知れませんよ。それはとても苦しい道のりかも知れませんけれども。
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