2007.09.13 これは討論会?
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 今日はとても過ごしやすい日で、夜になるとかなり涼しい風が入ってきています。もうすっかり秋って感じですね。

 昨日は水曜日なので手話サークルの日だったんですけど、「枚方市長選挙公開討論会」があるというのでそっちに行ってきました。
 3名の立候補予定者が壇上に並び、それぞれの違憲、考えなどを述べるという形で進める会で、残念ながら「討論」とはかなりかけ離れた形のものでちょっと期待外れでした。主催の枚方青年会議所は一応「公正中立の立場」(保守色の強いJCがそんな訳ないやんと思っていますけど)という事で、タイムキーパーが発言時間を調整し、会場からのヤジも厳しく制限し、拍手さえ「遠慮して下さい」というものでしたけど、会場からの質問さえも受け付けないなんていうのはどうなんでしょうかね。
 各候補から談合について、教育について、福祉についてなどの発言がありましたけど、民主党他の推す元大阪府教育長の某候補は教育の専門家であるはずなのに、具体的な提言がなく、福祉についても総論的な話だけに留まっていて、この人の理解のレベルに疑問を感じるものでした。この人の談合事件についての発言時には会場から「自分はどうやネン」といったヤジが飛んでましたが主催者から厳しい注意がありました。他の候補はそれぞれ比較的具体的な話をされていたように感じましたし、それぞれが市民運動党の中で培ってきた経験というものを感じました。でもね、お一方は共産党系、もう一人の女性候補は「平和無防備条例」の請願運動をされていた人という事で、う〜〜ん、どうだろう………。女性候補は「市民の声を実際に聴く活動をしたい」というお話でしたので、もし当選されたなら、11月2日の市交渉には是非とも出席して頂きたいものです(福祉部署の幹部が嫌がるでしょうけども)。
 現実的な選挙となると、前市長のバックをほぼそのまま引き継ぎそうな民主党推薦の某氏が一番有力な組織を持っているという事になるのでしょうし、そうなれば一番市長のイスに近いかも知れませんが、豈図らんや、談合体質の市長のバックとなると、利権の匂いがしてきそうなので、鼻の利く市民はそこから離れていく可能性も高いかも知れませんね。利権を嗅ぎつけてそこに群がる市民も出てくるかも知れませんけど。
 でもね、そのまま体制を引き継ぐ人を選んだらこの街は良くならないでしょうね。現状を脱却して、再び、暮らしやすく福祉や教育の充実した街を望むのなら、違う人を選ぶべきでしょう。女性候補は公民館をよみがえらせて地域の住民活動を盛り返す事で住民自治の基盤を確保したいというような事をおっしゃっていました。これ、ホントに大切な事だと思います。
 ただ、誰一人として採り上げなかったのは産業などのてこ入れによって市税収入を増やすといった事についてなんですよね。財源確保という事を考えた時、市内の産業を充実し、暮らしの基盤を確保する事って大切だと思うんですけどね。
 はてさて、23日の選挙はどうなるのでしょうか。

 柏崎の原発が中越沖地震で被災、大きなダメージを受け放射性物質が流出していた事が大きな話題になりましたが、先日、福井県の大飯原発1号機の原子炉補助建屋で微量の放射性物質を含む1次冷却系の「シール水」が約3.4トンも漏れ出すという事故が発生。翌日朝から地元消防署員らを含めた地震を想定しての防災訓練を前日の事故を知らせずに実施、訓練終了後の同日正午にようやく事実を公表というとんでもない事が起きています。水漏れの原因はシール水の浄化フィルター部分のボルトの締めつけが不均一で力が偏ってかかった為ゴム製のパッキンが破れそこから漏れたという事。こういう交換部品の交換手順は大抵の場合、マニュアルや作業標準書に記載され、注意点などもそこにかかれているのが普通なんですよね。大飯原発がどういうシステムで管理されていたのか判りませんが、もしも書かれていた作業手順を無視して作業が行われていたとすると、作業者の質が低下しているという事を表している事になりますし、作業標準に書かれていなかったとすると、管理体制に不備があったという事になりますね。事故そのものはパッキンを交換し、原子炉を停止した上で点検。その後再稼働しているという事で、それ程大きな事故ではなかったという事ですが、管理システムや事故後の対処にかなりの問題があったという事になります。柏崎の際もそうでしたが、どうなっているのか、どうなりそうなのか、どうするべきなのか、どうする予定なのかといった情報を正確に公開するという事こそがまず必要な事で、リスクマネジメントにおいてそこで間違ってしまうと、後の修復は簡単ではなくなる訳で、とんでもない労力と時間が必要になってしまうんですよね。そんな事なら最初から包み隠さず話してしまった方が合理的で建設的なんですけどね。
 実はこの後、九州電力の鹿児島県にある川内原発の1号機が廃棄物処理系のタンクから1次冷却水を含む廃液約200リットルが漏れていたと発表。漏れた廃液は、不要となった1次冷却水や清掃のため使った水を蒸発・濃縮処理したものだという事で、対処と公表の早さで前述のものとの差がはっきりとでた形になりました。
 原子力発電は反面に大きな危険を孕んでいる訳で、危険がどの程度あるのか、どういう問題が考えられるのか、それに対してどういう処置を施す事で安全に管理しているのか、そういった事をきちんと伝える事が責任ではないかと思います。私は原子力発電に反対ではありませんが、正確な情報を知らされないままに危険な状態に住まわされているとすると我慢出来ませんよね。
 情報を提供する側、つまりは情報を持っている側は「情報をコントロールする」という事が出来るんですよね。地方行政でもこういう情報操作というのはよくあるようで、為政者は自分たちに都合の良い情報は積極的に公開しても、自分たちに都合の悪い情報は核心の部分は公開しなかったり、非常に解り難い形で提示したりという事が多いようです。そういう事を無くす為にも、市民が行政を監視するシステムというのを確立しなきゃいけないんでしょうね。

 月探査衛星「かぐや」の打ち上げが延期になり、14日(つまり明日)になりました。ライバルの中国の初の月探査衛星はっていうと10月30日打ち上げを予定しているようなのでとりあえず先を越される事はないようですけどね。
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 晴れ。 月齢1.6 三日月

 この横にもありますけれど、昨日は柴田淳さんの「カラフル」の発売日でした。という事で私も買ってきました。今も聴いてますが、今度の曲もいい曲です。横のムービーファイルで聴けますので、お聴きになって気に入ればお買い求め下さい。

 いやぁ、驚いたのなんのって、安倍氏の突然の辞任発表は一体何なんでしょうね。10日の所信表明で、あれだけ続投を決意した理由を述べ、「職を賭して」とまで今後の政策への決意を述べていたというのに、今日になって突然「辞めちゃうもんね〜」って言うのはちょっと国民をバカにしてませんか? ま、お坊ちゃまの事だから、「みんな僕チンの言う通りにしてくれないから辞めちゃうもん」なんて発想なんでしょうかね。
 健康上の理由という事のようですが、ホントなんでしょうか。いやいや、確かに体調は悪いのでしょう。でも、それが本当の理由なのかって言うとどうも怪しく感じますね。政局が上手く廻らないという事がストレスになって内的要因で体調を崩していたのではないでしょうか。インド訪問の際には下痢が止まらない状態だったという話も聞こえてきますが、それ程の事ならもっと早い段階で判断が出来たでしょうし、そうしなかった事の理由が見えてきません。民主党の小沢氏に党首会談を断られたからという事も言っていましたけど、小沢氏の下に総理の「挨拶に行きたい」という話があったのが12日のお昼頃で、同じ頃に既に辞任の表明を公式にしていて、しかも麻生氏によると、所信表明をした日には既に辞任の意思を麻生氏には伝えていたという事ですから、これまた「オオカミ中年」の当てこすりでしかなさそうです。この時期に「テロ特措法が上手くいきそうにないので云々…」なんて理由で辞めて「次の人、後はお願いね〜」なんて逃げ方は結果としてインド洋における給油活動の延長なんて実質的に無理になってしまう訳で、言っている事が矛盾してしまうんですよね。つまり、何が何でもテロ特措法を延長して給油活動を続けるというのなら、それこそ「職を賭して」この法案が通るまでは続けて、とおった段階で「ハイ次の人どうぞ」って言うのが大人の判断でしょうが。「これは国際公約だから」と言いつつ、それを翻したのは結果のところご本人という事になりませんかね。
 会見によると、「自らがけじめをつける事で局面を打開しなければいけないと考えた」と言っていますが、参議院選後の大敗の際にあれほどまでに退陣論が出た時には周囲の意見を全く聞き入れず続投を早々に表明したというのに、今回は何だか訳の判らない理由で「局面を打開する為に」だなんて言ってますが、これも「今」である意味がよく判りません。話によると、所信表明演説をした日の夕方には麻生氏に辞任の意向を話していたそうですが、これはあまりにも無責任というか、国民と国会をバカにした行為ですよ。じゃ、あの所信表明演説は一体何だったのかって事になりますよね。国会が始まったのでとりあえず誤魔化しという事だったのでしょうか。これほどまでに国民を愚弄した内閣総理大臣が今までいたのでしょうか。自民党の今の能力がどの程度のものかという事がここからも推して量るべしという事なんではないかとも思います。そう言う意味では、自民党自体がもう政権担当能力を無くしてしまっているのかも知れません。
 これで政局がどうなるのかという事ですけど、どうなるんでしょうね。ポスト安倍と目されていた麻生氏が順当に自民党総裁になるのか、それとも、幹事長としての責任追及を受けることになるのかまだまだ判りませんし、福田さんなんて話もあるようですし、小泉氏の再登板なんて話さえ現実に出ています。つまりはもう弾が切れたという事なのかも知れませんね。もしかしたら本格的に自民党の崩壊に繋がっていくかも知れませんね。
 これによって、衆議院の解散がどうなるのかという事についてもメディアによって見方が違うようで、早くなるだろうと見ているところもあれば、当分なくなるのではないかという見方もあるようです。民主党的にはこのまま安倍氏に続けてもらってもっともっとボロを出して自民党と安倍氏の支持率が下がってヘロヘロになっていくのを待つっていうのが一番良い方向だったんでしょうけれど、こうなると、この問題を取り上げて自民党の能力的問題を突いていって解散へと持ち込むのが一番の戦術という事になるのかも知れません。
 先日のエントリーで、「オオカミ中年」なんて話をしましたけど、結局最後もオオカミ中年だったという事になる訳ですね。
 安倍氏の辞任に関して、イギリスの経済誌「フィナンシャル…タイムズ」の電子版では「欧米の投資家は安倍首相の改革では大幅な株価上げは望めないことを織り込んでいた」と分析し、「既に死に体状態で市場には影響はない」と冷静な評価をしています。また、同じイギリスのタイムズ紙の電子版でも、「約束した改革のほんの僅かだけ実現させて辞めた」と報じています。海外でどう評価されていたのかがこの辺りを見ていると判りますね。
 もうひとつ、「私がいる事でマイナスに…」「私が辞する事で……」と、私が、私が、と言うこの人の「私が」という口癖は最後の最後まで続きましたね。

 実は他の事を各予定で色々書きかけていたんですよね。ところが、突然の安倍氏辞任のニュースで、予定が狂っちゃいました。
 それにしても、安倍さんの辞任は唐突で、朝からどのチャンネルもこの話一色って感じですね。安倍氏の掲げたスローガンは「戦後レジームからの脱却」と「美しい国」って言うものでしたけど、どちらも非常に曖昧模糊としたもので、よく判らないスローガンでした。「美しい国」なんて言ってた当のご本人の身の処し方が実は一番美しくなかったようにも思いますね。
 それと、「戦後レジームからの脱却」って言うのも私は違和感を感じていたんですよね。「レジーム」、つまり、「体制」って言う意味になる訳でしょうけど、それを作り上げてきたのは自民党であり、ご本人のお祖父様である岸氏であったりする訳で、そういった事を全て否定し、なかった事にする事でホントに新しい日本が作り出せると思っていたのでしょうか。それとね、「戦後レジーム」から脱した後、何処に行こうとしたのでしょうか。戦後でなければそこは「戦前」という事で、これはつまり、「戦争の前」という意味ですよね。その先には戦争が待っているという事になりませんか? 戦後生まれの戦争を知らない首相が(私も戦争は経験していませんけど)そんな事をもしも考えていたとしたら、辞めてくれて良かったと思います。