moon.jpg


 晴れのち曇り。 月齢3.6 五日月

 なんだか暑さが戻ってきている感じですが、台風の影響なんでしょうか。怪しい雲が広がっています。

 市長選候補者の話を聞いていてとても印象的だったのは、民主党推薦の元大阪府教育長の某氏は発言の大半が総論的で、具体的な例を殆ど挙げず(おそらくご自身が得意とするはずの教育問題でさえ)政策の具体性が見えない辺りがとても官僚的というか、官吏的というか、役人として長い間生活をしてきた姑息さというか、老獪さというようなところが見え隠れしていた点と、それに比べると、残りのお二人が共に市民運動の中で活動し培ってきた経験や思いを含めた具体性を持った話をされていた事ですね。ま、保守層から見ると(本来私もおそらく保守層なんでしょうが)、「ではその施策の予算的な根拠について具体的に話してみなさい)なんて言うと、その辺りの脆弱性は出てくるのかも知れませんが、それ以上に(いや、予算的な問題もとても重要である事には間違いありませんが)現在のこの街の抱える閉塞感や問題点につての光明というモノを掲げている事って大切じゃないかと思うんですよね。
 非常に短期の選挙戦(来週の日曜日(23日)には投票ですから)の中で、選挙民に対して具体的にどういう事をしようとしている人物かを提示する事というのは非常に重要な義務ではないかと思いますし、それが判らない中でではいったい何を根拠に投じる相手を決めればいいのかっていうのを考えると、民主党推薦の某氏の説明というのは何ら根拠にはならないモノという気がします。
 とはいえ、役所の某職員組合は既にこの某氏の支持を打ち出していますし(前は前市長を支持していたところですからこれまたスライドという事ですね)、民主以外にも自民・公明も支持を打ち出しているようですから、選挙戦で一番有利なのはこの某氏という事になるのでしょうが、という事は、私の印象では最もご自身の政治的方向性を具体的に挙げていない人が一番市長のイスに近いところにいるという事になる訳で、なんだかとても恐怖心を感じると共に、「ああ、このままだとこの街は変わらないんだな」っていう印象が拭えませんね。
 実は、聴協が各候補者に公開質問を提出、各候補からの回答がそろったという事で、私のサイトで公開するという事になっています。今タイピング中ですので、近日中に公開いたしますが、「もしかしたらこれって公職選挙法違反?」なんて声もあったりして、もしこれで検挙されたりしたら、それはそれで「情報保障のあり方」という事を問題とする良い契機になるかも知れないなんて思っています。実はもう各候補の回答は揃っている訳で、私はもう全部読ませて頂いています。それらに関するコメントは公開した後にここでまたゴニョゴニョ書く事になるかも知れませんが、書いたらまたもや検挙なんて話が具体的になったりして(笑)。
 とはいえ、「公開質問」と断った上で各候補から回答を提出して頂き、公開する訳でそれ自体には問題はない筈なんですよね。問題は、その手段としてネットを使う事がどうなのかという事になるのでしょうか。地方自治における情報保障というモノのありようというのをよくよく考えてみるべきなんじゃないかと思いますね。

 「デジタルデバイド(インターネット等による情報格差)」の問題が取り上げられて久しい訳ですが、それがどれだけ縮まったのかというと、実はたいして縮まっていないんですよね。それどころか、総務省の試算によると、20011年の地上波デジタル放送への完全移行時に、デジタル放送の電波が届かない世帯が30万〜60万世帯に上るのではないかと言われていて、この格差は益々広がる様相を呈している訳です。総務省は中継局の整備の遅れによってデジタル波の届かない山間部等に関しては、暫定的に衛星放送で代替えするという事ですが、これはもっと早くから判っていた事じゃないのでしょうかね。どうしてこんなに地デジへの完全移行を焦る必要があったのかよく判りません。ま、それはさておき、情報格差は益々大きくなっていく訳で、そんな中で情報障害と言われている聴覚障害者がどんどん置いてけぼりを食ってしまう可能性というのは大きいように思います。

写真は、先日の月食の際のモノです。