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 晴れ。 月齢1.9 三日月

 今年度も半分が終わり、来年度を睨んだ方向性のまとめというのを本来ならしはじめなければいけない時期になった訳ですが、我らの手話通訳協会はどうなんでしょうね。どうもその辺りが見えてきません。今年度の課題もまだまだ片付いていない筈の状態で、来年度以降をどう見ていこうとしているのか、透明性が確保されているとは到底思えない現状では理事ではない私にはさっぱり見えてこないんですよね。
 私が課題として認識している問題は、1.登録にあたっての試験の導入、2.ろう者の理事参画、3.理事会及び通訳協会の運営に関する透明性の確保、4.障害福祉室への専従通訳者設置事業の今後、 5.コーディネート業務等に関する分断状況の改善、6.手話通訳者の通訳報酬の改善、7.災害等緊急時の手話通訳派遣制度への対応、8.制度外派遣の通訳報酬の適正化と、少なくとも8点はあると思っています。この中には昨年度改悪されてしまった問題、今年度の総会に緊急動議として提出した問題などが含まれていますが、残念ながら、今年度の運営の中で改悪されてしまった問題がこの中には存在します。これは、問題意識のズレという事だと思いますが、上記の現状を問題と思えない現状に大きな問題が潜んでいると私は思っています。これは見方を変えると、通訳者自身が自らの担っている役割とそれがどんな影響を持つものかという事が正確に理解出来ていないのではないかと思うんですよね。自己の役割をしっかりと理解出来ていないから集団としての手話通訳者集団がどういう役割を担っていて、どういう事が求められているかという事が理解出来ないのではないでしょうか。通訳者はただ単に通訳(言葉の置き換え)をしていれば良いのかというと、そうではないという事をもっと考えなければいけないのではないかと私は思っています。
 こういった問題の背景には明確なビジョンの不在という問題が見え隠れします。行政は手話通訳の意義や必要性を当事者や通訳者程には理解出来ていないのが普通です。それを行政の責任にするのは専門家という立場にある団体としてはある意味で無責任だと私は思います。判っていない行政に対して専門家集団という立場からアドバイスし、時には促して行政としての責任を果たしてもらうようにする事が専門家集団のあるべき姿ではないでしょうか。通訳者集団としてまず考えるべき事は利用者の利益をいかに守るのかという事で、そのためにはどうあるべきかを考えないといけないと思うんですよね。自分たちの立場を守る事がどうも優先されているように見える現状はビジョンが不明瞭というか存在していないという事なのではないかと思っています。
 家人の通訳依頼の一件(もうほぼ2年前の出来事になってしまいましたが)についても、私の緊急動議に対する回答としては私に渡された簡単な答えがありましたが、当事者に対してはいまだに回答がない訳で、これがどれ程無責任な事かなんて言うのは火を見るより明らかな事です。しかも、私への回答の中でもこの問題については「前代表のした事なので判らないから直接聞いてくれ」という組織としての責任を全く感じないような回答でした。これが情報保障をする立場にある人達のすることかと思うと情けないやら恥ずかしいやら……。先日の理事会の内容等に関する質問についても、こういう報告の方法は誤解を招く元だから送付した相手に対しても理解しやすいように報告するべきだと指摘すると、「基本的には学習会の際に渡しているので他の人はそんな誤解をしていない。学習会に来ないから悪い。」とまるで訳の分からない言い訳でした。これじゃ透明性の確保や開かれた運営なんて言うのは遠い世界の話です。このまま今年度何らかの進展が望めないようなら、次の総会でも緊急動議を挙げた上で現理事の責任追及をするという事になるかも知れないと思っています。
 こういう問題ばかり(問題視かと言うべきかも知れませんが)抱えている団体なので、通訳に対する考え方もはっきり言って通訳者としてのレベルに達していない人が多いと感じています。通訳の業務の何たるかについての理解がないから指導が出来ない。だから外部に丸投げするしかないというのが現状で、学習会の内容についても本当に必要なモノが何かを理解して依頼出来ているのかというとそんな感じがしてきませんね。
 と、全く完全に一方的に文句を並べ立てているだけになってしまいましたけど、お世辞にも良い状態とは言えません。これなら、ない方がまだマシなのかも知れないとさえ思ってしまいますね。