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 曇り。 月齢4.9 弓張月 上弦の月

 いやぁ〜たいへんたいへん。何がたいへんって、携帯電話なくしちゃいました。とりあえず使用を停止しているので使われちゃう可能性はないのですけども、アドレスとかがね。データのバックアップがないので困っちゃいます。そもそも、携帯電話依存症ではない私は、携帯電話の不携帯が多いので持っていなくてもそれ程ストレスにはならないのですけど、それは何処にあるのかが判っているからの事で、何処にあるのかが判らない状態っていうのはやっぱりストレッサーになりますね。たぶん車のシート下にでも転がっているのだろうとは思っているのですが、本格的に無かったらどうしよう……。えっと、携帯電話って、通話料を引き下げて本体価格を上げるとかって言ってたけど、もう価格上がってたっけ?それでなくても今月は渋々PSXを修理に出したので修理代がかかるっていうのに。ソニーさん、今度はソニータイマーを切ってくださいよ。

 自民党の中谷元・安全保障調査会長は「テロをなくそうという国際社会で非常に評価されている。これに反対するのはテロリストしかないのではないか」とコメントし、つまりはテロと戦うことに反対するのはテロだという理屈で民主党を攻撃しています。民主党の鳩山氏は「という事は、国民の3割が給油活動に反対しているが、日本人の3割がテロリストという話になる」と反論していて、ユーモアという点では鳩山さんの勝ちかなと思ってみています。これ、「反対の反対は賛成」というレトリックで、テロを阻止することの正当性とその方法に関する有効性を主張するべきところを屁理屈でごまかしている感じですね。そういう小手先のごまかしはもうダメなんだってどうして気が付かないのでしょうか。そんなことで安全保障調査会長が務まる辺りが脳天気で日本は素晴らしいと感じます。
 こういう「対立のための対立」の構図っていうのは政治の世界だけでなく、集団対集団となると何処にでも転がっているモノで、それぞれの言い分にそれぞれ尤もなところがあって、内容によってはそれぞれを応援したいと思っている日和見というか、ご都合主義というか、いや、本人は決してそうは思っていなくて、ただ単に公正公平に中道でいたいと思っているだけなんですけどね、ま、そういう私にとっては「どっちか選べ」って言われると困ってしまう訳です。
 私はというと、実はこれでホントに良いのだろうかと考え込んでいます。テロに賛成する気はありません。暴力的行動によって自らの主張を通そうという行為は結果的には「無理が通れば道理が引っ込む」という不条理を生む以外にない訳で、それは良くないと思っています。が、そもそもどうしてそういう行動に出るに至ったのかという事を考えると、実はそこに問題がある訳で、その原因は欧米にあるんじゃないかとも思うんですよね。それとは別に、アメリカの言う「テロとの戦い」が果たして本当にテロと戦っているのだろうかというところにも少し疑問を感じています。
 9.11の後、アメリカは、「我々はテロと戦わなければいけない。戦争の形態は変わってしまった。国家間の争いの戦争ではなく、テロとの戦争が始まった。」と言って、アフガニスタン侵攻作戦を始めた訳ですよね。その後、イラクに対しても、「ビン・ラディンをかくまってテロを支援している」として攻撃を始め、「イラクを民主化しなければいけない」と言い出して、フセインを捕まえ、民主的な裁判と言いつつ、現実はアメリカの傀儡による裁判をして処刑を決め、大統領を選挙によって決めることにし、アメリカの思うがままの政権を樹立しようとしているようにしか見えませんし、それはおそらく62年前に日本に対して行ったと同じ手法を用いようとしているのでしょうけど、日本とイラクでは環境や風俗・風習と言ったものが全く違っていてそのまま当てはまらないなんて事は計算には入っているのでしょうか?とにもかくにも、こうやってイラクを民主化するんだっていう行為は完全に内政に干渉している訳で、これ、ホントにテロとの戦いと言い切って良い物なんでしょうかね。テロを口実とした侵略行為をアメリカはしたのじゃないでしょうか。
 つまり、アメリカは、「国家対国家」という従来の戦争の形態を古いモノとしながらも、テロという個人もしくは私的な集団対国家という図式の戦いに結局は旧態依然とした戦争のシステムでしか対抗出来ないでいる訳で、それ故対象がぼやけて個人や私的集団という絞られたフォーカスではなく、国家という非常に判りやすく対応し易いところを相手にしているのじゃないかと思うんですよね。そもそも、現在の軍隊というシステムがテロに対して効果的なシステムなのだろうかというところから実は検証してみなければいけないのじゃないでしょうかね。というか、こういう対処療法的な方法が果たして本当に効果的なんでしょうか?と、ま、そういうところで考え込んでいる次第です。私が考え込んだところで何も変わりはしないのですけどね。
 そもそもという話で行くと、これは元を糺せば米英のユダヤ教徒との密約で出来たパレスチナという国にまつわる問題(イスラエル問題はもっともっと古くから存在してはいますけど)で、つまりはイギリス・アメリカとイスラム社会との軋轢と、石油利権にまつわる争いという事で、これは私怨じゃないのかっていうことですよね。
 もう一つは、この戦いの原因の部分(上記のことを含めて)を見ていくと、結局のところ宗教戦争の延長戦にある訳で、キリスト教対イスラム教という宗教対立に日本が巻き込まれているのがホントに良いことなのだろうかという疑問もあるんですよね。こう考えていくと、憲法9条がどうこうという以前に、日本という第三者的位置にいる、そしてイスラム社会とも英米とも深いつながりのある国として出来ることというのは別のところにあるんじゃないかとも思う訳です。実はアメリカやイギリスからちょっと引いたところで独自の外交戦略によってイスラム諸国と協議し、テロに挑むという路線の方が結果的には国益になるのじゃないだろうかと思っているのですけどどうなんでしょうか。こういう独自路線による外交っていうのはフランスもドイツも普通にしていることで、どうして日本がそういう独自路線を取ろうとしないのかがバカなモノでよく判りません。どなたか賢い方、教えてください。

 「おまえは俺の味方なのかどうかはっきりしろ」と脅迫まがいの確認をしているアメリカは、日本の対朝鮮外交の基本路線上にある最重要課題が拉致問題で、これが解決しない限りは国交正常化はあり得ないとしていることを知っていながら、それを支援することなく(国としてはね)北朝鮮の「テロ支援国」指定を解きました。これ、アメリカは結局自国の利益しか見ていないということをはっきり表している行動で、アメリカという国にとっては拉致問題なんてどうでもいい話だって事を暗に語っているんじゃないでしょうか。というか、今はブッシュさんが少しでも点数を稼ぎたいと思っている時で、このままのベクトルとモーメントだと、朝鮮戦争の終結まで行くかも知れませんよ。でもね、そんな事すれば後で痛い目を見るのはアメリカなんじゃないかと思いますけどね。あ、ま、その頃にはもうブッシュさんはリタイアしてるだろうから、彼にしてみれば関係ない話って事ですね。