2007.10.19 誠意の示し方
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 雨のち晴れ。月齢7.9 上弦の月 九夜月

 朝からずっと降り続いていた雨が上がり、空には綺麗な上弦の月が輝いていました。昔から月にはウサギがモチをついているなんて教えられてきましたけど、現実には月の表面のクレーターや海などといった所の陰影が模様に見えている訳ですけど、カナダインディアンはこの模様を「バケツを運ぶ少女」としていますし、北ヨーロッパでは「本を読むおばあさん」なんだとか。同じヨーロッパでも、南の方だと「大きなはさみのカニ」、東の方だと「横向きの女性」、バイキングは「水をかつぐ男女」と見ていたんだそうですし、アラビアでは「吠えているライオン」と見ていたそうです。面白いですね。

 亀田長男が謝罪のコメントを文章で出しているようですが、どうなんでしょ。ゴーストライターがいるんでしょ。いつもの発言とは全く違った言葉の選び方からそれが彼自身の言葉とは到底考えられない訳で、誰か違う人間が書いたのか、それとも誰かからこう書けと言われてしぶしぶ書いたかのどちらかでしかないでしょう。そんなもの、全く価値なんてないでしょ。と、私は思う訳です。文章による謝罪は多くの人に対するモノとしては有効な手段で、必要な手続きだと思います。でもね、個人に対して本当に誠意を示そうとするのなら、直接あって自らの声で、自らの言葉で伝えるべきなんじゃないでしょうか。これは謝罪に限らず、色んな事でも言える事だと思います。真実を、本当の気持ちを伝えたいとか判って欲しいと思うのなら、直接あって顔を見ながら話すべきだし、どんなに言い辛い事でも訊かれた事には答える事が誠意の1つの形ではないかと思います。とはいえ、そんな事すら出来ない情けない人が多って事は私も経験上よく知っていますし、そういう人はその程度として諦めてつき合わないようにしていますけどね。亀田次男が内藤選手に直接謝罪に出かけて和解したという話、父親の方は電話での謝罪だったという話、人としてマシなのは次男の方だったっていう事なんでしょうね。結局この一件で株を上げたのは内藤選手だって事でした。

 ま、ね、亀田家の事を書いていて思い出した訳ですが、通訳協会の質問に対する対応はもっと酷いですよ。文章では伝えきれない諸々の事があるのは事実ですが、文章さえ出せない団体って言うのはもっと情けないのじゃないでしょうか。「文章じゃ真意が伝わらないと困るので直接会って・・・」と言うような事を言ってましたけど団体が団体としての声明を求められてそれが出来ないというのはどういう事なんでしょうか。総会以降一体どれだけの質問状を出したのか判りません。質問を文章という形で出しているのには、正確に伝える事が大切だからです。「気持ち」を伝えるのではなく、伝える内容の正確性を求められている場合は、客観性の高い文章という形の方がより適切な形だと思っています。正確に回答をして欲しい訳で、回答に対する気持ちなんて求めていないんですよね。何故ならその回答自身がその気持ちの表れですから。そう考えると今までの回答の全てが中途半端な等閑の回答で、そこに何ら誠意なんていうモノは見受けられない訳です。これを「会って話をした方が」なんて言われても、そもそも回答そのものに誠意が無いのに、会って誠意を表す事なんて出来るのかっていうと、それは誠意のない回答を「誠意のようなもの」で誤魔化してしまおうというものでしかないと思うんですよね。大切なものは何かという事をはき違えてしまっているからこそ、誠意の示し方が間違ってしまっていて、ホントにしなければいけない事が出来ていないという事になってしまうんじゃないでしょうか。
 心配なのは昨日のエントリーでも書いたように、通訳協会が自身の役割をホントに理解しているのかという事なんですよね。今年度に入って、制度外派遣の通訳謝金は利用先から払われた金額そのままを通訳者に渡し、協会としての手数料や事務費といったものを取らなくなっているそうです。これね、貰う側はそれでも良いですけど、現実にはそこでコーディネート業務や利用者との打ち合わせ、請求など事務処理といった事を協会がしている訳で、そのコストをどう考えているのか、組織としてこういう業務をしているという事に対してどういう考えを持っているのかという事が問われる事態なんですが、どうやら理事会では「手数料が入ってくると税務処理上ややこしくなるから」というような理由で手数料を取らない事にしたようです。これ、結果的には自らの首を自らで絞めているようなもので、将来的にこれがどういう結果をもたらすのかなんていう事を考えていないからこういう事が出来るのでしょうね。手話通訳派遣は通訳者の自己実現のために存在している訳ではありません。聴覚障害者と聴覚障害者に関わる人の情報保障をする事で聴覚障害者の社会参加を実現する事が主たる目的です。それを支えるためにどうあるべきなのかという事に主眼を置いて業務や体制を整備し、時には改善していく事が我々が為すべき事であって、自らの立場を守るためであったり「主婦は忙しいから」なんて言う事を理由に後退させるなんて事は絶対にあってはならない事です。そう、あってはならない事なんですけどね。