2007.11.15 情けないねぇ
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 毎年毎年の事ですけど、ボージョレー・ヌーボーなんだって。別に良いんだけどね、って言うか、私は全然興味ないんですけども、どうして世間はあんなもので大騒ぎしてるんでしょうか。日本だけでどれだけ売れてるんでしょうか?コンビニでも売ってたりするくらいですからかなりの数が出回っているんでしょうけど、そんなにたくさんヌーボーにしてしまったら「肝心の本番用の葡萄が無くなるんじゃないの?」なんて思ってしまう訳ですけど、これもあれですかね、「魚沼産コシヒカリ」と同じカラクリなんでしょうかね。そもそもヌーボーなんてそうそう美味い筈が無いのは常識だと思うんですよね。だって、ボージョレー地方の葡萄の出来がどうかを試す為の「早作り」のワインですからね。それをありがたがる日本人って、その辺の事、判っているんでしょうかね。そんなお祭り騒ぎがただ好きなだけの皆さん、お味は如何でしたか?

 政府の税制調査会が2008年度の税制改正答申の大枠を決めたそうです。それによると、配偶者控除を見直し(将来的には無くす方向で)税制の不公平感を無くすなんてことが書かれていますが、それに向けての準備というところでしょうか。配偶者控除を見直す他方で、消費税引き上げの話がずっとついてまわっていましたが、こちらに関しては福田首相が「現段階では引き上げられない」と、事実上の消費税引き上げを断念していますが、これはここのところ色々と不祥事が出て来たり、会計検査院の調査で、とんでもなく多くの「無駄遣い」が出て来たりと税金を上げる以前にやらなきゃいけない事が色々と出て来た訳で当然の事だと思いますね。何だか「消費税引き上げありき」の議論がとても気になっていたんですよね。「このままでは福祉予算が出せなくなる」なんていう事を言ったりしますけど、それは結局のところ少子化対策などを効果的に出来なかったり等の政府の不策によるものなんじゃないのかと私は思っている訳ですよ。国民には税金などの負担を強いるのに、役人や国会議員は接待漬けになっていて業者と癒着していたり、収入も保障されたような状態になっているっていうのは納得いかないですよね。
 その国会では守屋氏が額賀氏と久間氏の名前を出して「接待の場に同席していた」と証言した訳ですけど、額賀氏の方は「そんな事実はない」と言いつつも、「一対一で会った事は無いが大勢で会食をしたり数名で会った事はある」などと従来の発言とは少し変わってきているようですね。久間氏の方はどうなんでしょうか。突然体調を崩して入院されている訳ですが、退院してどういう発言をするかが注目と言うところでしょうか。
 何だか情けない事ばかりが出て来るこの国ですけど、どうなってるんでしょうね。
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 晴れのち曇り。 月齢5.2 六日月

 実は最近、原稿をGoogleの「Document」機能で書いているんですよね。これだと違う部屋で違うパソコンで続きを気軽に書いたりっていう事が出来るので、便利に使っているのですけど、夕べ何故かアクセスがうまくいかず、書きかけの原稿が取り出せないなんていう状況になってしまって、ブログにアップする事も出来なくなってました。今日、学校から戻って試してみると何ら問題なくアクセス出来たんですよね。一体何だったのでしょうね。
 という事で、昨日エントリーしようと思っていた内容からアップです。

 11日のエントリーで、老老介護が生んだ悲惨な現実をご紹介したところですが、今度は医療従事者がとんでもない事をしていました。
 大阪の堺市にある病院の職員が当該病院に入院していた全盲の糖尿病患者を車で連れ回した末に大阪市内の公園に置き去りにしていたんだそうです。当該病院は「職員が自分の判断でした事」とコメントしているようですが、警察の調べによると、どうやら当該患者の処し方に困って「救急隊に任せよう」という事になり、公園に放置した上で匿名で連絡したんだとか。警察はこの職員について、「全盲である事を考慮すると保護責任者遺棄に該当する」として書類送検をする事にしたんだそうです。保護責任者遺棄に該当するのには間違いない事だと思うんですけどね、それは「全盲である事を考慮すると」という条件付という事になるのでしょうか?そもそも、患者を置き去りにするという事自体が大きな問題なんじゃないかと思うんですけれど。匿名ですぐに消防へ連絡したとはいえ、立冬も過ぎたこの時期にパジャマ姿のまま公園のベンチに置き去りにするというのは医療関係者のする事とは思えませんね。当該男性は発熱が見られるという事もあり、救急車型の病院へ搬送、現在も入院中です。
 当該職員の話では職員が考えてした事で、病院の支持ではないという事ですが、この行為、「治療の術が無く退院の許可が下りた」男性を無理矢理病院から追い出し、ベッドを開けて収益性の良い患者を受け入れようという腹があったのではないかと考えてしまいますし、病院側は指示を出していなかったとしても、そうさせてしまうようなプレッシャーを日頃から欠けていたのではないかと思ってしまいます。事実、この患者は生活保護を打ち切られ、2年間にわたって入院費用を滞納していたという事ですから、そのままでは他の病院が受け入れる事はないでしょうし、このままおいていても儲けにならない患者は出て行って欲しかったというのが病院の本音なんじゃないでしょうかね。離婚状態にあるという元妻も、持病を理由に引き取りを拒否していたという事ですし、7年前から入院生活をしていたという事ですから、この男性には「生活の場」なんて存在しなかったという事のようですね。
 それにしても、元妻の所に男性を連れて行ったら断られたって、これも何だかおかしな話で、そういう病人の移動なんて時には普通は病人を動かす前に話をしておいて受け入れ態勢を整えてもらうというのが常識なんじゃないかと思うんですけれど、当該病院ではどういう手続きの流れになっていたのでしょうか。それとも、何とかなるなんて楽観的な気持ちから打ち合わせもせずに男性を車で連れて行ったというのでしょうか。当該病院の院長の息子で当該病院の薬局長らのコメントには、「放置するくらいなら、自宅に男性を降ろした方がよかった」といったものもあり、どちらにせよ病院にはおいておきたくないという事等、患者軽視の意志が窺えそうです。こういう病院側の思惑が、職員にプレッシャーとして働いていたのではないかという予想は出来ますね。
 私の母が倒れた頃から病院の体制の変化というのは著しく、当時介護保険制度が始まってすぐで、病院もいわゆる四大疾病でさえも3ヶ月を限度に退院させるという方向に変わった頃でした。家の母もやむなく退院せざるを得なくなり、我が家に移り住む事になったんですよね。その後、リハビリ期間に関しても、急性期を過ぎ、リハビリの効果が得られそうにないと判断された人はリハビリを打ち切られるなんて事も起こり始めています。また、患者の課程や生活上の都合などによる「社会的入院」を極力排除する傾向は益々強くなっているようで、何だか殺伐としたモノを感じますね。
 昨今では医療費の削減のために各地域のベッド数を減らすという事も具体的に数字が出てきていますね。でもね、こういうのって、実質的な患者や障害者の切り捨てではないでしょうか。
 こういう事が起きている中で、総務省の「有識者懇談会」は赤字経営の多い公立病院の建て直し策として、地方自治体などに、経営効率化の数値目標や再編構想などを盛り込んだ改革プランの策定を求める「公立病院改革ガイドライン(指針)案」をまとめたそうです。これによると、2008年度中にプランを策定、経営効率化に3年間の期間を設け、病院の再編やネットワーク化、経営形態見直しについては期間を5年としています。また、病床利用率の低い病院は病床の削減や診療所化など規模を小さくする「抜本的改革」をおこなう事を明記していて、これに基づいて、2006年を基準として総務省が試算したところでは全国973の公立病院の内、15%にあたる146病院がこの基準に該当するそうです。
 公立病院の役割について、効率優先のこの考え方ってそぐわないのじゃないかと私は思うんですよね。確かに、民間病院は病院であっても「企業」的性格が強い訳で、経済効率を考えた経営というのをしなければいけないでしょうし、そうでなければ潰れてしまうでしょうが、公立病院にはそういった民間病院では網羅できない部分をフォローするという役割もあるんじゃないでしょうか。今回の患者遺棄事件は民間病院でしたが、今後、公立病院もこういった事を起こしかねなくならないか心配です。
 こういった医療制度改革が昨今進められている訳ですが、どうも利用者不在という点で福祉制度の改革と同じような様相を呈しているような気がします。効率化、経済性優占の制度改革は確かにある面では必要な事ですが、全てそれで計って良い物差しではないと思うんですよね。医療や福祉という領域は経済性や効率性という物差しだけで測れる領域ではないと私は思います。