| Home |
2007.12.04
豊かさって何だろう

晴れ時々曇り。 月齢23.2 有明月
気象庁によるこの秋(9〜11月)の天候のまとめによると、秋雨前線の活動が平年夜も弱く、東・西日本を中心に晴れた穏やかな日が多かったそうで、西日本では戦後最高値の平均気温に達したんだそうです。これは、9〜10月にかけて南東海上の高気圧の勢力が強く、寒気の南下を妨げた結果だそうで、ラニーニャ現象と関係がありそうですね。そんな暖かい日ももう終わりで、気象庁の長期予報によると、12月は全国的に平年よりもやや低め、1月は平年並み、2月は平年よりも少し暖かめになりそうだとか。ま、長期予報なんて言うのは一種の気休めみたいなものですからどうなるか判りませんけども。
朝青龍が冬巡業の土俵に復帰。もう1人の横綱で朝青龍の休場中を連勝していた白鵬と手合わせし、一応朝青龍が勝つという土俵になっていました。ま、地方巡業はデモンストレーション的な面も強いので、白鵬の先輩への配慮というのもあって朝青龍の勝ちという形になったようですが、その前の朝稽古で胸を借りた力士たちは、例えば嘉風は「横綱は息も上がらず物足りなさそうでした。横綱は横綱で変わっていません」と朝青龍の健在ぶりを証明していましたが、白鵬は見方が違ったようで、「もともと力はあるが、軽い感じがした。本場所までにどれだけけいこができるかな」と厳しい評価をしています。これは横綱同士という事で互角の力をもった者だからこそ判るところという事なんでしょうね。横審の某委員も言っていましたが、私の中でももう既に引退した人のようなモノなので、どうでも良い事ではあるのですけれど、ここで踏ん張ってホントの意味で復活をする事が出来るのか、それとも、引退への序曲が始ったという事なのか、どちらなんでしょうね。それにしても、朝青龍を応援している人達は彼に何を見ているのでしょうか。
これからが実は正念場じゃないのかと思っているスポーツ選手という繋がりでいくと、フィギュアスケートの安藤美姫もこれからが正念場なんでしょうね。実は私、安藤美姫もあまり評価していなくて、去年の冬季オリンピックの際も、事前の評判からずっと安藤美姫に注目が集まってましたけど、私は荒川静香や村主章枝の方が上手いと思っていましたし奇麗な演技だと思っていたんですよね。フィギュアスケートって、純粋なスポーツ競技というよりも、芸術的な表現が評価されるスポーツで、ただジャンプが出来ればそれでいいというような技術優位のものではない訳で、そういう意味でも安藤よりも荒川や村主の方がレベルが上だったと思っています。今年になって安藤も表現の部分でかなり磨きをかけてきているようですが、それでももともと技術の人ですから、ジャンプの方が得意なんでしょうね。今回のNHK杯でも結局そのジャンプで失敗し、4位に終わっている訳で、不安定な演技が露呈している感じですね。どうなんでしょうね、安藤がここでグズグズしている間に下からどんどん新しい選手が出てきたり、今回のNHK杯では武田奈也も大活躍していますし、それでなくても、成長著しい浅田真央がいる訳で、安藤の活躍の時期っていうのはそう長くはないかも知れませんね。
スポーツ系の話題っていうのは実はあまり得意ではないので、これ以上続けると化けの皮が剥がれてしまいそう(もう既に剥がれているのでしょうけど)なので、話題を変えましょう。
聴覚障害者を相手に手話で資産運用の話を持ちかけ総額約1億1千万円を騙し取っていた事件で被告の町田栄子とその息子の訓清が東京地裁でそれぞれ懲役6年(求刑懲役8年)、懲役5年(同6年)の実刑判決を受けました。この事件、2004年頃〜2005年頃の事件で、両者のつとめていた福祉機器会社の社長小林洋子被告(現在公判中)と共謀して知り合いの聴覚障害者に「お金を預ければ銀行よりも高い利息を支払う。元本も保証する」などと手話で虚偽の説明をし、13人から約1億1000万円をだまし取ったというもの。当時既に小林被告の会社は資金繰りが破綻していたのにも関わらず、何も知らない聴覚障害者に手話で儲け話を吹き込んでいた訳ですが、聞こえない人って多くの場合相手が手話が出来るっていうだけで信用してしまうっていう事があるんですよね。この事件の前にもいくつか同様の事件がありましたし、これ以降にも同様の事件は起きていますね。だまされないようにする事も肝心ですが、見方を変えると、手話がそれだけ社会的に広まり、認知されてきているという事でもあるのかも知れません。認知されてきた故にこういう事件が起きてしまっていると考えるととても悲しく、寂しい事ではありますけどね。
ま、でも、それだけ手話が広まったのは良い事と捉えて、こういう事件が起きないようにするにはあり意味で聞こえない人が「社会ズレする」っていう事が必要なんじゃないかと思います。それにはもっと社会の動きや様子、どんな事が起きていてどういう事に注意すべきなのかといった社会情報に接し、考え、話し合うというような場所や情報の確保が必要という事になるのでしょうが、それには情報が保障される体制が整っている事が必要という事ですね。
少し話が違いますが、うちの家人が包丁で指を切って血が止まらないと大騒ぎになって、市民病院の救急外来で処置をしてもらったのですけど、ま、傷自体はたいしたこと無かったんですけどね、休みの日の夕方、病院が開いていない日や時間帯、家1人でいて刃物で怪我をして血が止まらないとなると慌てますよね。突然メールが来てその旨知らせてきて慌てて仕事を切り上げて家に帰って病院に連れて行った訳ですが、これ、帰れない状態や時間のかかる場所にいたらどうなんでしょうか。救急車を呼べば良い訳ですが、救急車はね、FAXやメールで呼ぼうと思えば呼べる訳ですが、それで病院に連れて行ってもらったとしても、処置を受ける際に話が通じないという事になるんですよね。緊急時の手話通訳体制については今年の市交渉の重要課題だった訳ですが、現実には全く進展しないままの交渉になってしまっている訳で、身近であったこういうトラブルで改めてその必要性やそういう体制の整っていない事に対する恐怖感を感じました。
社会経済生産性本部が3日発表した2007年版「国民の豊かさの国際比較」によると、経済協力開発機構(OECD)に加盟する30か国のうち日本は総合で7位(去年は6位)なんだそうです。トップがルクセンブルグ、2位がノルウェー、3位がスウェーデンと、いずれも税率の高い高福祉国。政府が進める「小さな政府」がホントに国民を豊かにするのかどうかここから見ても疑問ですが、国民の実感としてはもっと低い位置にいる気がするのも事実ですよね。何を豊かさの基準とするのかというのは難しいものですが、いざというときに安心していられるという事がその国(市)の国民(市民)に対する意識のありようの指標になるのではないでしょうか。そう考えると、この街の豊かさはもっともっと低い位置にあるんじゃないかと思いますね。
| Home |

