
雨。 月齢25.6
九州南部と四国も梅雨入りしたとの事。関西ももうすぐ梅雨入りなんでしょうね。
昨日のエントリーで、橋下知事のコメント(「警察力、障害者支援、切迫した命にかかわることは、財政状況がどうであれ堅持しなければならない」)と、障害者白書を紹介し、問題点として見えてきた自己負担の生活への影響という事を挙げた訳ですが、今朝の新聞の記事によると、橋下知事は乳幼児や高齢者、障害者、ひとり親世帯への医療助成制度の削減を表明、来年度から実施するとの事。これは昨日の同知事のコメントとは少しズレている印象を持つモノで、障害者白書が問題点としてあげている「費用負担への不満」を理解しないものとなっています。 具体的には、現在1ヶ月の間に1医療機関で支払う自己負担が1回500円、上限1,000円となっているものを1割負担に変更し、上限を2,500円とするという事。また、支払上限の 2,500円を超えた分に関しては地元の市町村で返還してもらうという事になっているようです。つまり、病院の窓口では2,500円を超えても1割負担で支払わなければいけないという事で、後で戻ってくるとは言え支払の負担がかかるのと、市町村の担当窓口まで出向いて還付してもらわないといけないという事でその分の負担も増えるという事になります。サラリーマンならわざわざ休みを取らない事には還付してもらえないという事で、何をしてるか解らないような事になりそうです。 高齢者や障害者の医療費がかさむからという事で、国は後期高齢者医療制度を作り、府は助成金を削減するという事のようですが、高齢者や障害者が病気になり易かったり体調が悪くなり易いのは当人の責任かというとそうではない筈なんですよね。そのところ、きちんと理解して頂いているのでしょうか。 例えば、脊椎損傷の方の中には首から下の感覚が完全に麻痺されている方がおられます。痛点や温点などの痛みや温度を感じる神経も障害を受けている訳で、自分の身体でありながら温度管理が出来ない人がいます。そうなると、風邪をひきやすくなったり逆に、熱が身体にこもり、発散させられないので熱射病にかかったりします。これは彼らの責任なんでしょうか。 聴覚障害者の中には病気に関する理解が乏しく、病識に乏しい人が沢山います。彼らの中には「糖尿病」の意味がよく判らず、しばらく薬を飲んでいて調子がよくなると完治したモノだと思い込み、通院を辞めてしまう人も少なくありません。そうなると今度病院へ行く時は症状が悪化したから病院へ行こうと思った時という事になる訳で、治療にかかる費用も膨れあがります。高齢者も同様で、風邪は万病のもとといいますが、高齢者の風邪はともすれば肺炎へと移行しやすいもので、肺炎になってしまうと場合によっては命に関わる事になりますし、そうでなくても寝付いてしまって余計に体力を落としてしまうなんていう事にもなりかねません。これらを予防する為にも早期の治療が重要になる訳です。 厚労省の某幹部はとある講演会で「高齢者自身も痛みを感じてもらう為に………」というような事を(おそらくこれが本音なんでしょうが)言っています。彼らが見ているのは当事者の健康やQOLではなく目の前の予算削減で、言い換えるとそこに暮らす人々を見ているのではなく机の上に存在する数字のみを見ているという事でしょう。「痛みとは何か」という事をこの幹部は正確に理解していないままに小泉氏が使い流行したこの言葉をその流れのままに使っているに過ぎず、「痛みを分かち合う」とさえ言えば何でも通るおまじない程度にしま思っていないのではないでしょうか。真に彼が痛みを分かち合うという事が解っているのなら、彼自身が官僚としての特権を放棄し、自営業の一般国民と同じように国民年金で老後を暮らすべきではないでしょうか。当然、「天下り」だなんていう特権なんて放棄し、高齢者が仕事に就くという事の大変さを国民と共に痛みとして感じるべきでしょう。
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