川辺のタヌキ
  • Author:川辺のタヌキ
  • 大阪で活動している手話通訳者。大学で芸術学部に在籍するもなぜか福祉分野へ。
    芸術を愛し、人との関わりを愛するお人よしです。
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 晴れ時々曇り。 月齢4.3 五日月

 実はこの所大型量販店を利用する事が何度か続き、その時に思った事なのですが、最近の専門店(特に大型量販店)の店員さんの商品知識が昔と比べると圧倒的に低くなっているように思うのですが、みなさんはそう感じた頃ありませんか?
 1つは我が家の電子レンジがダメになったので買い換える事になり、某超有名大型量販店が最近近所に出来たのでそこに行ったときのことです。家人はあれこれ物色し、最近話題のスチームレンジを買う事に決めていたようです。で、実際にどのメーカーのどの機種にするかという事でその超有名大型量販店に行った訳ですが、現物を見てもどれが良いのかさっぱり判らない。とりあえず家人がカタログで見当をつけていた機種を価格と比較しながら目星をつけていたのでその機種を見ていたら、その隣に同じメーカーで同じような機種があり、価格も少し違う程度だったのでどう違っているのかを店員さんに聞いてみようと思ったので呼んで聞いてみたところ、「これは当店仕様で作って貰ったものでダイヤルが一つ少ない程度の違いです」との返事でした。ダイヤルが少ない事で何処がどう違っているのかを聞いてみてもはっきりしない返事で要領を得ないものでした。インターフェイスとしてのダイヤルがひとつ少ないとなるとそこには必ず何らかの合理的な理由がある筈で、性能や使い勝手に差があるのが当然の事だと私は思うのですけども、この店員はそういう発想をする人ではなかったようです。消費電力の違いがあるのかを訪ねても「殆ど同じです」と言いつつカタログをめくって「少し純正のものの方が低いようですね」と言うだけ。詳しい違いがどういうものか、違いがないのかもよく判っていない様子で何を聞いてもどうもよく判らない。最終的に純正品にしたのですが、何が違っていたのか、どっちが良いのかは結局判らず終いでした。
 もう一つは、仕事で使っている某社のデジタル一眼レフに職場のスタジオフラッシュを繋げられないかと思い、カタログを見ても少し判りにくかったのでこれも某有名カメラ量販店に行ってカメラ本体にはシンクロ接点が無いのでどうすればスタジオのフラッシュと接続出来るのかを店員に尋ねたところ、サプライ品のカタログを出してきて「このケーブルを使って頂けば接続出来ます」ととっても涼しい顔で答えてくださいました。だからさ、そのケーブルを挿す接点が無いんだって今言わなかったっけ。「で、それは何処にどんなふうに挿せば良い訳ですか?」と訊くと、「このケーブルの差し込みをカメラ側に繋いでください。」「………………」だからさ、何処に挿すのさ。「だからね、カメラ側に接点が無いから挿せないんだけど、何処にどうすれば繋がるの?」「このケーブルのこのプラグをカメラのコネクタに繋いでください。」…………まだ言ってるよ。この子。「だから、何処に繋ぐの?」ここまで言ってようやく話が繋がっていないという事に気が付いたみたいで、「カメラの型番は?」と訊いてきたので答えると、それに該当するカメラを出してきて、「繋ぐところありませんね」だって。だからさ、最初から言ってるでしょ。「だから、どうすればそのシンクロケーブルは挿せるのかな?」といったらようやくこちらの訊いている意味が解ったみたいで、「メーカーに聞いてみます。」だって。で、「ストロボのメーカーとか型番とかは解りますか?」だって。だからさ、最初からスタジオフラッシュだって言ってるでしょうが。「いや、だから、ストロボじゃなくってスタジオフラッシュね。シンクロ接点で繋ぎたいんだけどどうしたら良いの?」「メーカーは?」ああ、この子、ホントに解ってないわ。「コメットのチャージャーが繋がってます。」「ではメーカーに確認してみます。」という事で、メーカーに電話をし始めた訳ですが、どうにもこちらが言っている事がちゃんと理解出来ていないみたいで言っている事が食い違っているんですよね。「お客様が純正ではないストロボを使いたいとおっしゃっているのですけど、どうすれば繋がるのでしょうか」いやいや、だから、ストロボじゃなくってフラッシュだって。結局理解出来ていないままに話をすすめてしまっていたので電話の後の説明のチンプンカンプン。確かにね、純正ではないサプライメーカーのストロボを本体から離して使うにはそれで良いんだろうけど、そんな事訊いちゃいないんですけど。「だからね、昔風に言うと、 X接点が本体側にないから、シンクロケーブルをつなげられない訳で、要するに訊いているのはX接点を出してシンクロで繋ぐ方法はどうすれば良いのかって事なんだけど。意味は解る?」で、結局もう一度メーカーに電話して色々訊いていたみたいですが、ちゃんと説明出来なかったみたいで、今度も答えがチンプンカンプン。結局出来ないっていうような答えで、「そうですか。解りました。」って帰ってきたんですよね。で、改めて直接メーカーに電話して訊いてみたら、サプライメーカーのホットシューアダプターを使えばシンクロ接点は出せるっていう事だったんですよね。それにしても、ストロボとフラッシュの違いも解らないような人がカメラ店の接客してて大丈夫なのでしょうかね。
 こういう専門領域の知識を持っているからこそ、買う側は安心してその店を信用する事が出来るんですよね。買う側がしたい事がその製品で出来るのか、どんなふうにすればそれが出来るのか、その使い方だとどんな商品が良いのかっていう事を的確に判断出来る人がいないようではその店を信用する事なんて到底出来ません。インターネットでいくらでも安い店を探して通信販売で買う事が出来る時代に、わざわざ店に行って買うっていうのはその当たりの事を訊きたいからこそなんじゃないでしょうか。例えアルバイトだったとしても、その店で働いている限りはそこで取り扱っている商品に関しては買い手側よりもよく知っていてこそプロなんじゃないかと思うんですよね。そういうプロ意識を持って欲しいモノです。
 と、この状態を逆さまに考えてみると、企業がコスト優先で安くて済ませられるアルバイトばかりを多用する事がこういう知識の不足の原因なのかも知れません。質の低い労働力で良いと思っている企業には質の低い労働者しか集まらないという事なのでしょうか。


テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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