川辺のタヌキ
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  • 大阪で活動している手話通訳者。大学で芸術学部に在籍するもなぜか福祉分野へ。
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ポップコーンを緩衝材にする事がエコ?
IMG_2207.jpg


 晴れ時々曇り。 月齢2 三日月

 今日もとても良いお天気です。かなり蒸し暑いというか、ジリジリとするような天気で、 『もう梅雨は明けたんじゃないの?」って思うような天気です。

 今朝のテレビ番組で、某ショップのエコ対策として商品を発送する歳の緩衝材としてポップコーンを使っているというのを紹介していました。ポップコーンと言ってもオイルや塩で味付けしていない緩衝材用として作っているのでベタベタしたりはしないとの事。どうしてこれがエコなのかというと、トウモロコシの種の状態で輸入し、お店で加工するそうで、他の緩衝剤と違って運ばれてくる際の容積がとても小さく、その分ガソリンを使わないので二酸化炭素の排出量が少なくて済むとの事。出演者はこぞって納得していたのですけど、私はどうも違和感を覚えました。
 味を付けてないから食べられないとは言え、ポップコーンはポップコーン。材料はトウモロコシなんですよね。つまりは食べ物。人が食べる種類ではなかったとしても、飼料として家畜が食べる種類のものである可能性は高い物で、つまりは食品なんですよね。それを緩衝剤に使うっていうのは、食べ物を粗末にしているのと差して変わりはないのではないかと思うんですよね。「たかがトウモロコシ」という人もいるかも知れませんが、この緩衝剤って発想としては例えばトウモロコシでなくても言い訳ですよね。じゃ、トウモロコシではなく、お米を使っていわゆる「ポン菓子」を作って緩衝剤にしていたとするとどう感じるでしょうか?日本人の感覚だと「お米を粗末にして!」と感じる人は多いのではないでしょうか。この両者は同じ事なんですよね。トウモロコシでなくても、お米でなくても緩衝剤になりそうなものであれば良いはずで、食用として適さないようなものを使ってはどうなのでしょうか。いや、そうするべきなんだと思うんですけどね。
 これはバイオエタノールの原料としてトウモロコシを使うという事に対しても感じている事ですけれど、食べ物を粗末にしていてはいけません。食用用途や飼料用途に向かないものを利用するようにする研究が始まっていますし、ものによってはトウモロコシ等を利用するよりもより効率的に使えるものもあるようです。また、トウモロコシなどでも実を採った残りの部分(茎や葉)を利用してバイオエネルギー化出来るのであれば(セルロースを利用するのだから本来はこちらの方が良いはず)それは一石二鳥で土地の利用効率も良くなり、もんくのつけようがない事だと思うんですけどね。
 何故、アメリカの石油化学大手がバイオ燃料の開発に賛成しているか。これもしっかりとカラクリがあって、バイオ燃料に使うトウモロコシ1kcal分を生産するためにはちょうど1kcalのガソリンが必要なんだそうです、つまり、バイオ燃料が増えても結局ガソリンの消費量は減らないという何だか意味のない話が存在しています。つまり、バイオ燃料を作る産業そのものがガソリンを消費する訳で、石油化学大手にとってはむしろ大歓迎っていう事のようです。しかも、ある科学者によると、一体何をしているのでしょうね。
 トウモロコシなどの食品(や資料)を原料とせず、非食品系の材料でバイオエタノールを精製する技術研究が世界中でされていて、例えば稲の藁、廃材、芝、おからなどを原料とする精製方法の研究が始まっています。これら以外にも日食品です分の多い食物を利用する方法の開発などもされていてそう遠くない将来に脱トウモロコシ化が図られる事になるでしょう。
 それにしても、何でもかんでも「エコ」という免罪符さえ付ければ何をしても許されるというような風潮、「エコファシズム」と言うんだそうですが、こういう甘い考えが企業に残っている限りは本当の意味のエコ、地球に優しいエコなんていうのは出来ないでしょうね。
 これは最近のトヨタのCMにも言える事で、「エコ買い替え」なんて言っていますが、買い替える事で減少させる事の出来るCO2以上に、その車を生産する事や今まで乗っていた車を廃棄し処分する事で発生するCO2の方が断然多い訳で、買い替える事がエコに繋がるなんていうのは誤魔化しでしかないんですよね。見せかけ上のエコが「カッコイイから」とか「流行だから」とかの表面的な事で受け入れられ、流行ってしまうのは実はとても不幸な事なのではないでしょうか。
 物事の本質が何処にあるのか、何が隠されているのかをよく見極めて正しい選択をする事こそが環境問題では一番大切な事なのではないでしょうか。


テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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